落窪物語 21世紀版少年少女古典文学館

興津要

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062827539
ISBN 10 : 4062827530
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,291p

内容詳細

親しみやすい現代文で古典の世界を再現し、日本の古典文学に初めて出会う子どもの理解を助ける、児童向け古典文学全集の決定版。本巻は、継母にいじめられ苦労しつつも、幸せを得る姫君を描く「落窪物語」を収録。

【著者紹介】
氷室冴子 : 1957年、北海道生まれ。藤女子大学国文学科卒業。大学3年の夏に『さようならアルルカン』で青春小説新人賞に佳作入選。2008年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ままこ さん

    氷室冴子バージョン落窪物語。不遇な境遇の美しく優しいおちくぼ姫。姫に夢中の右近の少将と姫大好き女房阿漕と阿漕に尻に敷かれている夫の帯刀を中心にやきもきしながら目まぐるしく展開する。それにしても継母は徹底した見事な悪玉ぶりだったな。サクサク読めて古典豆百科コラム欄も楽しめるシンデレラ逆襲ストーリー。

  • はる さん

    古典だと思ったらビックリ、とても面白い。継母に虐められていた落窪姫が、素敵な男性と出逢い、幸せになる物語。ユーモアを交えつつテンポのいいストーリー、人間味溢れる登場人物。古臭さは全く感じず、最後まで楽しめました。原文が良く出来ているのだろうけれど、氷室冴子さんの脚色が絶妙。ただ、優しいが弱気な落窪姫よりも、勝気で頼りになる阿漕のほうが個人的にはお気に入りだけれど。。

  • ぶんこ さん

    面白くて時間を忘れて読んでしまいました。継母による継子虐めと、継子に恋して妻に迎えた、時の出世頭右近の少将による仕返し。継母も少将も、ここまでやるかというほどのいじめっぷりに、読むのも辛い場面が多々ありました。(原作はもっと凄いらしい。)小学生の頃、継母の継子虐めの漫画を読んで、あまりの仕打ちに衝撃をうけ、高校生になる頃まで漫画一切を手に取ることができなくなったのを思いだしました。こういったお話は大人になってからの方がトラウマにならなくていいのかもしれません。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    氷室冴子さんバージョンの「落窪物語」。この“21世紀版少年少女古典文学館” は古典の入門書として、本当にオススメです。古典的言回しの現代語訳が絶妙だし、わかり難い平安時代の調度とか風習を欄外で絵と文章で解説。この「落窪物語」は氷室さんの文章が洗練されていてとっても読み易くて!ピカピカの悪玉の北の方の扱いが秀逸です。いつの日か孫と一緒に読みたい一冊です。

  • みつ さん

    「少年少女古典文学館」シリーズの一冊。継母の中納言家北の方にいじめ抜かれ、床の落ち窪んだ粗末な部屋に住む姫君の物語。現代語訳の著者が若い世代に人気の小説家の氷室冴子というところでまず期待を高める。無理矢理に裁縫を押し付けられる虐げられた日々を送る姫君であるが、少将に想いを寄せられることに。彼女に仕える勝ち気な阿漕と、いつも口で打ち負かされる夫帯刀のコンビが楽しい。少将と阿漕の企みで中納言一家に行う復讐もなかなかのものであるが、気弱になる中納言に対し、決して自分が悪いと認めない北の方はある意味天晴れな悪役。

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人物・団体紹介

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興津要

1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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