古典落語 講談社学術文庫

興津要

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784061595774
ISBN 10 : 4061595776
フォーマット
出版社
発行年月
2002年12月
日本
追加情報
:
15cm,436p

内容詳細

「さんまは目黒にかぎる」、「いまなんどきだい?」、「寿限無寿限無…」―。人情の機微、人生の種種相を笑いの中にとらえ、庶民の姿を描き出す言葉の文化遺産・古典落語。本書は明治〜昭和の速記本をもとに、先人の名人芸によって磨き上げられ、伝えられてきた至高の話芸を、完全に再現する。「目黒のさんま」「時そば」「寿限無」など、二十一編を収録。

目次 : 明烏/ 三人旅/ 厩火事/ 千早振る/ そこつ長屋/ 三方一両損/ たがや/ 居残り佐平次/ 目黒のさんま/ 小言幸兵衛/ 道具屋/ 時そば/ 芝浜/ 寿限無/ 三枚起請/ 崇徳院/ 野ざらし/ 青菜/ らくだ/ がまの油/ 子別れ

【著者紹介】
興津要 : 1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学。1999年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    かなり昔に興津さん編纂の古典落語全6巻を講談社文庫で読んだ覚えがありなつかしく手に取りました。今回は2冊を1冊にまとめて21篇ということで少なくはなっていますがやはり面白さは変わりません。話し手をイメージしながら読みました。むかしは、古今亭志ん朝、立川談志が好きでしたが最近は上方の米朝をよく聞きます。最後に落語の歴史が収められていて非常に勉強になりました。

  • seacalf さん

    リズム、リズム。話し言葉だからテンポ良くするすると読めて、これはすごく快感。字面を追うだけでも可笑しくって声を上げて笑っちゃう。『目黒のさんま』『寿限無』『時そば』などは超絶有名で安定の面白さがあるが、『三方一両損』も緩急ある話で最後のお奉行さまの沙汰が洒落ていて気持ちがいい。『居残り佐平次』もぶっ飛んだキャラクターで笑えるなあ。『崇徳院』のうぶな二人も『子別れ』の三人家族もほろりとさせていい。「落語」をらくごと読むようになったのは昭和からというのは意外な事実。とにかく読みやすくて楽しくておすすめの一冊。

  • 優希 さん

    古典落語を集めた1冊になります。言葉の文化遺産だと思わされました。小気味よい掛け合いが魅力でしょうか。落語に興味があったので、このような形で触れられて良かったと思います。

  • ばりぼー さん

    北村薫さん、泡坂妻夫さんの諸作を読んで触発されました。いやー、面白いじゃないですか!何となく聞きかじっていただけで、よくわかっていなかった「そこつ長屋」とか「時そば」「らくだ」なども、まさしく至高の話芸です。「落語は文化遺産」にも納得できますね。日本語には、こんなに楽しい遊び方があるのだということを再認識しました。活字でこれだけ楽しめるのだから、これに噺家の仕草や間といった技が加わったら、至福の時を味わえそうです。是非、生で高座を見てみたいと思いますが、その前にとりあえず、YouTubeで見てみます。

  • たかしくん。 さん

    最近ちょっと寄席に興味が出て。冒頭の「明烏」は、まさに最近の若手さん寄席で聞いたお噺でした。「そこつ長屋」は、ドンキホーテにも通じるメタフィクション。「芝浜」は、しっかり者奥様の計らいに、ホロっとするいい話。他にも、郭噺の「居残り佐平次」、目の前の死人を巡って二人の男の立場が酒で逆転する滑稽な「らくだ」、女郎買いが過ぎて痛い目に遭う「子別れ」、どれも名作ですが、難易度も高そうな作品です。

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興津要

1924年生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業。早稲田大学名誉教授。専攻は近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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