人工知能の核心 NHK新書

羽生善治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140885116
ISBN 10 : 4140885114
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

二〇一六年三月、人工知能の囲碁プログラム「アルファ碁」が世界ランクの棋士を破った。羽生善治は、その勝利の要因を、「人工知能が、人間と同じ“引き算”の思考を始めた」とする。もはや人間は人工知能に勝てないのか。しかし、そもそも勝たなくてはいけないのか―。天才棋士が人工知能と真正面から向き合い、その核心に迫る、“人工知能本”の決定版。

目次 : 第1章 人工知能が人間に追いついた―「引き算」の思考(アルファ碁の衝撃/ デミス・ハサビスとの対話 ほか)/ 第2章 人間にあって、人工知能にないもの―「美意識」(ロボットは、見知らぬ家でコーヒーを淹れられるか/ 棋士は何手先まで読めるのか ほか)/ 第3章 人に寄り添う人工知能―感情、倫理、創造性(人工知能は「接待」できるのか/ 孫正義が掲げるヴィジョン ほか)/ 第4章 「なんでもできる」人工知能は作れるか―汎用性と言語(人工知能は三つに分かれる/ 「フレーム問題」を考える ほか)/ 第5章 人工知能といかにつき合えばいいのか(二〇〇七年の発言/ 一〇〇億の人間と一〇〇億のロボットが共存する社会 ほか)

【著者紹介】
羽生善治 : 1970年生まれ。将棋棋士。1985年に史上3人目の中学生棋士となる。1996年には竜王、名人ほか7つのタイトルすべてを獲得し、話題を集めた。2008年には、永世名人(十九世名人)の資格を獲得し、王位・王座・棋聖のタイトルを保持(2017年2月現在)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    将棋の名人がここまで専門的に人工知能を把握しているなんて言うのが驚いた。正直本業にも専念して欲しいなぁ。

  • Aya Murakami さん

    図書館で借りた本。 今のところ人工知能さんには恐怖心というものはないそうです。そんな人工知能さんと碁の勝負をすると…、人間だったら怖くて絶対やらない手を選ぶことがあるのだとか…。これがAIの強みでもあり弱みでもあるそうです。羽生さんは人工知能と勝負をしたとき神風特攻隊と対面したアメリカ兵の気分だったかもしれないと想像してしまう自分です。

  • kinkin さん

    とても興味深く読めた。将棋や囲碁はやらないし分からなくても人工知能の現在を知るにはよい本だと思う。羽生さんの解説もとてもうまくてわかりやすかった。将棋の場合、今までの手を記憶してものすごいスピードで計算し対局する人工知能。しかし人工知能には恐怖やという感覚はまだないそうだ。そんなのもこれから先には持ち始めると思うけど、やっぱり完全な人を超えるのはどうだろう、あるのかな。人工知能をより人の近づけるには人を知ること。心の闇というやつも持ち始めるのか・・・・おすすめ本です。図書館にて

  • R さん

    人工知能の今をレポートした珠玉の一冊でした。人工知能の欠点と長所と、どう付き合うべきかについてとても丁寧に解説されていて興味深いのだけども、そこに迫っていく羽生先生の鋭さがとても衝撃的でした。たとえ話が将棋なのもよくて、物事の考え方や、意思決定、様々な広範囲への応用がとても身近な感じで解説されていて、わかりやすいし、理解が深まる良著でした。恐怖を唄われることも多い人工知能だけども、結局は使い方次第だし、どうしていくか考えると楽しみだと思える本でした。

  • けんとまん1007 さん

    流石、羽生さん。天才と思われる人たちが、こぞって対応をしてくれるのが凄い。素晴らしい知性だと思う。羽生さんが書かれていることは、とても難しいことのように思うが、それを感じさせないのが飛びぬけた知性でもある。人工知能が、いろんな点でクローズアップされている今だからこその1冊。その中で「最近の若い人は予想外の局面への対応力が少し弱くなっているように・・・」というフレーズが印象っ深い。他にも、時間とか美意識とかのキーワードとともに、根幹を突いているのかもしれない。

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人物・団体紹介

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羽生善治

1970年9月27日、埼玉県所沢市生まれ。1982年、関東奨励会に6級で入会。1985年12月、プロ四段に。1989年、19歳で竜王獲得。これが初タイトルとなる。以降、数々のタイトルを獲得。1996年には、当時の七大タイトル(竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将)全冠独占の快挙を成し遂げる。20

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