理性の起源 賢すぎる、愚かすぎる、それが人間だ 河出ブックス

網谷祐一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309625010
ISBN 10 : 4309625010
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
232p;19

内容詳細

理性があることは進化で有利なのか。どのようなかたちの理性が進化したのだろうか。
最新の諸科学の成果をふまえながら、ヒトらしさの根源に迫る知的エンタテイメント。戸田山和久氏推薦。


網谷祐一 (アミタニ ユウイチ)
1972年生まれ。東京農業大学(オホーツクキャンパス)准教授。専門は科学哲学。進化論を中心に、個別の科学理論を超えた視座から諸科学の成果を読み解く。共著に『進化論はなぜ哲学の問題になるのか』など。

【著者紹介】
網谷祐一 : 1972年、大阪府生まれ。東京農業大学(オホーツクキャンパス)准教授。ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)大学院修了、哲学博士(Ph.D.)。米ピッツバーグ大学博士研究員、京都大学研究員などを経て現職。専門は科学哲学、生物学の哲学。進化論を中心に、個別の科学理論を超えた視座から諸科学の成果を読み解く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • s-kozy さん

    東京農大(オホーツクキャンパス)に籍を置く(准教授)哲学博士による書。込み入った話題が面白く、分かりやすく書かれており、「人間の知性に関するエンターテイメント」といった趣きに仕上がっている。人間は一面賢すぎる(理性的)であるのに愚かすぎる(非理性的)である面もある。ここに端を発し、人間の理性とその起源に心理学や進化学などの諸研究を使って迫っていく。知的好奇心が大変刺激される内容で巻末に挙げられる参考文献もいろいろ読みたくなった。あれこれ物事を考えることが好きな方にオススメの一冊。

  • こぽぞう☆ さん

    哲学者が語る、理性の進化。理系の私には物足りないところもあったけど、非常にわかりやすい。人類進化の200万年の間、必要とされなかったはずの、例えば科学の能力というのは、どう淘汰圧があったのだろうか?という私の長年と疑問もなんとなく説明がついたような気がする。

  • Humbaba さん

    直感的に選んだものが必ずしも正しいとは限らない。だからこそ決断を下す際にはそれが本当に妥当なものになっているかをよく検討する必要がある。思い込みによって本来は背負わなくても良い余計な困難に遭遇してしまうのはできる限り避けて通るべきである。

  • mim42 さん

    好奇心を刺激された。シンギュラリティのために必要な条件に関係する話題。宗教的儀礼とごっこ遊び。科学的方法と狩猟。ものの永続性の理解。刺激反応と熟慮。「いまここ」からの脱却。仮想化、シミュレーション、仮説の評価。などなど。

  • ponte さん

    以下備忘録。 ・テレビの討論番組のように、結論ありきの態度で相手の議論に耳を傾けない場合、討論は形だけのものになり、参加者間のパワーゲームになってしまう。 ・IQで測られる能力は「知性」、それを制御する能力を「理性」と呼ぶ。 ・人間らしい認知能力の背後には、仮定的思考あるいは心的リハーサル(想像力)がある。 ・チンパンジーと比較して、人間は容易に絶望してしまう。でも、絶望するのと同じ能力、その未来を想像する能力があるから、人間は希望を持てる。どんな過酷な状況の中でも、希望を持てる。

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