名刀伝 ハルキ文庫

細谷正充

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758438940
ISBN 10 : 4758438943
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
321p;16

内容詳細

刀は武器でありながら、芸術品とされる美しさを併せ持ち、
のみならず霊気を帯びて邪を払い、帯びる武将の命をも守るという。
武人はそれを「名刀」と尊んで佩刀とし、刀工は命を賭けて刀を作ってきた─。
そうした名刀たちの来歴や人々との不可思議な縁を、名だたる小説家たちが描いた傑作短編を集めました。
浅田次郎「小鍛冶」、山本兼一「うわき国広」、東郷隆「にっかり」、
津本陽「明治兜割り」に、文庫初収録となる好村兼一「朝右衛門の刀?笥」、
羽山信樹「抜国吉」、白石一郎「槍は日本号」を収録。
日本刀の持つ奥深い世界と、小説の「切れ味」をご堪能ください。

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読書メーターレビュー

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    収録されたのは7つの短編と中村彰彦氏のコラム。私の 気に入りは浅田次郎 「小鍛冶」、山本兼一 「うわき国広」。特に「うわき国広」が人間的なユーモアがあって良い。また白石一郎 「槍は日本号」で「黒田節」に唄われた母里太兵衛のエピソードを知ることができたのは嬉しかった。

  • Shinji Hyodo さん

    七人の作家による『刀』にまつわる物語を収録して、それぞれ実に興味深く読む事が出来ました。『傑作日本刀小説アンソロジー』のサブタイトルに嘘は無かった。浅田さんの『小鍛冶』のみ既読でしたがやはり盤石の面白さ。山本兼一さんの『うわき国広』はシリーズ化した作品の中の一編とか、シリーズも読んでみたいものです。残る五人の作家さんの本は全て初読みの方ばかりですが、テーマが日本刀だけに何れ劣らぬ切れ味で楽しませていただきました。人を殺めるための武器であることは間違いないのですが、男子としては何か惹かれる妖しさが有るのです

  • 桜もち さん

    自分がるろ剣、幕末好きとあって、満足かつ新しい発見もあり、良かった。名刀伝は、前に書店で見かけてその時は買わなかったけど、今回別書店で見つけて、気になっていた本だったから、《あ、また会ったね…♡》というような具合で即購入。特に一作目の『小鍛冶』と二作目の『うわき国広』が、良い。私の記憶が正しければこの堀川国広は土方さんの差し料だったのでは。長曾根虎徹や一文字派も出てきて、虎徹の近藤局長、菊一文字の沖田さんに想いを馳せた。刀は武士の魂というほどに、守り刀にもなれば、妖刀・凶刀にもなり得る。ぞくり。

  • 鯖 さん

    このビッグウェーブに載って(ryな短編集。白石一郎さんの「槍は日本号」が面白かった。白石さんの福島正則ものは「弓は袋へ」がすごく好きで。改易された正則が達観しちゃう寂しいお話なんだけど、こっちは無謀でアルハラで血気盛んな、いわゆるこれぞ正則という正則がいた。好村兼一さんを始め、読んだことのない作家さんの短編も含まれていたので、また他のも読んでみたい。面白かったです。

  • punyupunyu さん

    最近、日本刀ブームだとか...。図書館で目にして借りました。津本陽「明治兜割り」がよかった。もともと好きな作家。本作に島田虎之助が少し登場しますね。直心影流・男谷門下で榊原鍵吉の兄弟子だったのですね。九州随一と自負して上京し、世の中の広さを知った。「其れ剣は心なり。心正しからざれば、剣又正しからず。すべからく剣を学ばんと欲する者は、まず心より学べ」という言葉は有名で、剣道の道場訓としてよく唱えられています。映画「武士道シックスティーン」でも道場に掲げられていたような。、、、感想、脱線しっぱなしでした。汗。

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細谷正充

1963年埼玉県生まれ。文芸評論家。編著に、朝日文庫時代小説アンソロジーなど多数

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