軍隊と人間 コレクション 戦争と文学

細田民樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784081570119
ISBN 10 : 4081570116
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
673p;20

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    冒頭の白黒、カラー絵画。 戦争は酷い。 菊村到「しかばね兵衛」で、 「死体はどんなにりっぱでもどんなに 威厳をとりつくろってみせても、 生きた人間を打ち倒すことはできない」(238頁)。 死ねば終わりだ。 結城昌治「従軍免税」で、 「索漠たるセックスの排泄市場としか言いようが ない。(略)軍隊に階級差別は厳存し、 (略)兵隊は慰安所の前に列をなして 順番を待つ仕組み」(299頁)。 従軍慰安婦発言は橋下徹氏で記憶に新しいが、 人権侵害だから、弁護士なら弁護せねばならないはず。    

  • 勝浩1958 さん

    渡辺清著『海の城』では海軍の新兵が上官の私刑を恐れて艦内の防衝器室に1週間も隠れていたり、浜田矯太郎著『にせきちがい』では題名どおり狂人になりすましたり、中村きい子著『間引子』では徴兵を逃れるために人差し指を刃物で切り落としたり、柴田錬三郎著『仮病記』では癲癇を装ったり、とにかくみんな戦争が嫌で嫌で仕方ないんだ。いま日本が国防軍を創って国を守ると言っているのだが、誰が戦場に行くのだろうか、またぞや徴兵制が復活するのだろうか。自分や自分の息子を戦場に行かすことができるのだろうか。

  • てまり さん

    再読だけど結城昌治すばらしい!古処誠二のもよかった。ちょいミステリー風。洲之内徹、心情描写が細やか。全体的に身近に感じられる作品が多かった。

  • 和泉花 さん

    最初の短編「日露のおじさん」からしてパンチがありすぎた。浅田次郎の解説、口絵、折り込み月報もよい。

  • しょうご さん

    本書は「軍隊」のなかでも「逃亡」にフォーカスしたテーマを主に扱っている。軍隊とは、人間の誇りや尊厳をことごとく叩き壊し、獣に変貌させるための組織である。暴行などのリンチはそのための育成項目のひとつといっても過言ではないだろう。国元・家族の元に帰ることを夢に見、帰ることを生き甲斐にして軍隊生活を耐え抜いた。しかし耐えきれず逃亡すると、「死刑、もしくは無期懲」と陸軍刑法に定められていた。これがなければ全員、逃亡するに違いない。人間としての尊厳を、待ったなし、言い訳なしに踏みにじられる軍隊とは何か?

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細田民樹

1892(明25)・1・27〜1972(昭和47)・10・5、東京生。早大英文科卒。幼少時、父の郷里広島県山県郡に移住。大学在学中の1913年7月「泥焔」が「早稲田文学」に掲載される。15年12月、徴兵され広島騎兵第五連隊に入営、18年12月除隊。翌年4月、軍隊生活を題材とした「或兵卒の記録」を持参

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