さよなら、子ども虐待

細川貂々

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784422931005
ISBN 10 : 4422931008
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
今一生 ,  
追加情報
:
176p;21

内容詳細

あなたも周りも気づかないところで、誰もが子どもを「虐待」するきっかけが増えている。結果、児童相談所に届いた虐待相談は年間20万件を突破し、1年間で350人以上の子どもが死んでいる。国の虐待防止策は30年以上も失敗続きなのだ。その原因と解決策を、虐待を長年取材し続けてきたライターと、一児の親でもある漫画家が、とことん真っ当に考える。

目次 : 第1章 「子ども虐待」って何ですか?(虐待の先生、登場/ どこからが虐待なのかわからない/ 虐待する親のケース/ 虐待する親のパターンと対処法/ 虐待の定義/ 児童虐待防止法に書かれていない虐待)/ 第2章 なぜ子ども虐待はなくならないの?(虐待を見たら(聞いたら)どうすればいいの?/ 虐待を知る/ 児童相談所に保護された子はその後どうなる?/ 私たちが保護してもいいの?/ 1人の子どもが抱えるトラブル/ 虐待の文化的背景/ 虐待のラスボス/ それは「親権制度」です/ 5つのラスボス/ ラスボス親権制度どう学ぶ?/ 「みんなで子育て」をもう一度)/ 第3章 さよなら、子ども虐待(子どもの人権を考えよう/ 子どもが自分の権利を学べるように/ 子どもにはこのような権利が認められているよ/ 今さんはなぜ虐待という問題に取り組もうと思ったんですか?/ 今さんが虐待サバイバーから聞いた改善策/ 子どもの経済的自立/ 大人が「子ども向け無料企業塾」を作る/ 大人が聞かない空気を作ってる/ 思いきって親をやめる/ チャイルディズム/ 子どもは一個の命。何にでもなれる存在/ 私たちができること/ それからもしできたら/ これから)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • たまきら さん

    読み友さんの感想を読んで。幼く無知だからという理由で、扶養者の保護下に置かれる子どもたち。けれどもその「保護者」が機能していなかったら…?文章も、細川さんのマンガも細かい気づきを促してくれていて、読みながら自分のしたことやされたことを思いました。提案されている多くのことに賛同します。わたしたちは負の連鎖を止めることのできる世代になれるはず。笑って無理せず生きるための様々な提案、とても良かったです。

  • れっつ さん

    まさに今、大人が読むべき1冊!そして子どもに伝えなきゃいけない1冊だ。目に見える虐待ばかりが虐待ではない。している大人も、されている子どもも、それを虐待だと気づいていないような状況が山ほどある。それは前時代的な法律や、家父長制などの意識が今も根強く残っているから。この本は、虐待されてきた沢山の子どもたちの声を直接聞いてきた著者が、自身の経験と共に今、世の中の現状と、何が必要で今後どうするのがいいか、マンガで、ローステップで伝えておりとても読みやすい。親権や子どもの人権、虐待について知るきっかけに良い1冊!

  • まる子 さん

    子どもが虐待されていたら「本人」「見ている側」は『児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」』へ。「11月が児童虐待防止推進月間【オレンジリボン運動】」を初めて知りました。虐待と聞くと、暴力や性的な事を思い浮かべるけれど、自分が思っていた以上にあれも!これも!虐待なんだ。と知った。これは大人も子どもも読んだ方が良い。15歳未満の虐待死は年間350人…多い。ニュースになるのはごく僅かなんだ。こども家庭庁ができた背景、様々な支援や制度がある事を知れた。昔と今は違うと認識しなければ気付けないことも。

  • spatz さん

    ツレうつ、で有名な漫画家の細川貂々さんと、虐待を長年のテーマとしているライターの今一生さんによる、マンガを挟みながら論じた一冊。 うんざりするほど、絶望的になるほどの事例に日々ふれる、このテーマ。 とても重く苦しいテーマです。 ここでは「誰もが自分自身に関係のあること、自分と無縁ではないんだ」ということに強く気づかされます。 本を読んでいて、小説の場では特に、虐待される子供が出てくるお話、がたくさんあり、多く読まれて感動をよんでいるという事実にも気づきます。深い痛みと悲しみと、寄り添って

  • あゆお さん

    虐待について子ども自身が知る機会がないのはその通りだなぁと思う、学校で教えると言っても教員の主観が混ざる(それこそ古い人間が授業をしたら家父長制の考え方に依る)から、サバイバー、当事者にきて貰えばいいのか…でも、それが生徒の心に刺さりすぎたら?その時の受け皿はどこに?自分は、教採の勉強をしているときに虐待の4種類を知って自分に当てはまるかも?と思いそこから勉強し始めた、理解が深まったのはいいけれど短期間で解決できる問題でもない…。この本で挙げられている、当事者が考える改善策が流石だなと思う、

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

細川貂々

1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品