SACD

細川俊夫 作品集 音宇宙] 『メモリー』

細川俊夫 (1955-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FOCD9294
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

細川俊夫作品集「音宇宙X」

約四半世紀に渡る細川作品の変容を追う――1987年にリリースを開始した「音宇宙」記念すべき第10作です。
 現在、細川は世界で最も多忙な作曲家のひとりです。昨年のザルツブルグ音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルによって初演された『循環する海』は、大きな話題を集めました。9月からは、ベルリン高等研究所に研究員としてノーノ、リゲティ、ヘンツェ、ラッヘンマン、リームらに続いて作曲家として招聘されています。
 今回のCDでは、収録作品のすべてをnext mushroom promotion(nmp)が演奏しています。nmpは、関西を活動の基盤とする現代音楽専門の演奏家集団です。グループ名は、「ケージの次の世代」であり「ケージ以後の新しい音楽のあり方」をプロモートする気概を込めて掲げられています。
 現在まで、ケージ、クセナキス、ラッヘンマン等の作品を集中的に演奏してきたnmpですが、生誕50年を記念したコンサート「細川俊夫〜50年のランドスケープ」を昨年10月15日に開催しました。これは、作曲者高校時代の習作から近作まで、日本初演6曲を含む全15曲を午後2時から8時半にかけて三部構成で演奏する壮大な内容でした。この妥協のないチャレンジ精神に溢れた企画に対し、「第5回 佐治敬三賞」が贈られたことは記憶に新しいところです。
 細川俊夫はnmpの演奏に全幅の信頼を寄せています。今回は自ら3曲を指揮し、万全の仕上がりとなりました。
 記念すべき「音宇宙」第10弾、細川作品初のSACD、ご期待ください。(フォンテック)
・フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための音楽(1980)
・ヴァーティカル・タイム・スタディI(1992) クラリネット、チェロ、ピアノ
・断章III(1989) フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン
・ピエール・ブーレーズのための俳句(2000/03) ピアノ
・メモリー(1996) ピアノ、ヴァイオリン、チェロ
・弧のうた(1999) クラリネット、ハープ版
・ドローイング(2004) フルート(ピッコロ、アルト・フルート持ちかえ)、オーボエクラリネット、打楽器
・歌う庭(2003) フルート、オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、ハープ、ピアノ
 next mushroom promotion
 細川俊夫(指揮)
 収録:2006年8月21,22日、神戸新聞松方ホール
 SACD Hybrid
 CD 2.0ch./ SACD 2.0ch./ SACD 5.0ch.

内容詳細

大阪の気鋭のアンサンブルが細川俊夫の室内作品を過去から現在まで俯瞰する。濃密な間を音の身振りでディープに刻印するその音楽が、必ずしも肉体的快には直結しないものの、そのイキを捕まえると何やらじっくりとカラダの奥底へ落ちて行く。ツボを射た快演。(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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  そもそも一人の現代作曲家の作品いくつ...

投稿日:2014/12/02 (火)

  そもそも一人の現代作曲家の作品いくつかをずっと聴き続けるのもけっこう骨が折れるものだ。 当盤の作曲家のように緊張感を持続させる作品ならなおさら。 しかも大まかな曲調というか進行は似たり寄ったりなのでマンネリになってしまうこともあったと告白しておきたい。  その点で当盤では楽器編成が多様、その響きを聴きあい中に含まれる多義性を模索すること、奏法の多様性にも注意が注がれていることを感じておもしろかった。     あしかけ20数年の年輪を1枚で聴くわけだが、作曲家の根本は全くぶれずに一貫していることがわかったのも勉強になった。細川俊夫のポートレートとしてもおすすめしたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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