源氏物語 紫の結び 3

紫式部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784652200353
ISBN 10 : 4652200358
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
335p;20

内容詳細

女三の宮の降嫁により、紫の上は源氏との愛にも世の中にも諦念を持つようになりました。そして、ひとつの密通事件が物語の様相を変えていきます。不義の子を抱きながら、源氏は晩年になって巡ってきた宿命を思うのでした。源氏の晩年までを全三巻で。完結。

【著者紹介】
荻原規子 : 東京に生まれる。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で、産経児童出版文化賞・JR賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mocha さん

    3巻は「若菜」から「雲隠」まで。源氏の君の一生を通読できた。荻原規子さんが目指した通り、スピーディーにかつ物語としての面白さを感じとれる妙訳だった。雅な人たちの暮らしぶりや衣装の描写も美しく、平安朝の世界を堪能できた。いつか宇治十帖も訳してほしい。

  • エンブレムT さん

    『源氏物語』って結構シビアな展開だったんですねー。今までは「源氏の君って素敵〜」と女性がウットリするための小説、もしくは「自分が光源氏だったら〜」的な男性向け妄想小説のような印象を持っていたのですが。物語の真の値打ちは光源氏の晩年とは聞いておりましたが、「『若菜』以降は別の人が書いてるんだよ」と言われたら信じてしまいそうなくらい、物語としての印象が違ってきたのでした。女三の宮の降嫁に伴い、源氏の君の意に添わない流れが物語の中に生まれます。そこからの因果応報の展開と、余韻のある締め方には溜息がでました。

  • まひる さん

    光源氏の晩年。ここまで読み終えたのは初。時代の考え方、美徳はあるけれど、それにしてもずるい男ですよね。けれど、高貴で美しく生まれつき何も不自由しないようでいて、重い物を背負っていたのでしょう。荻原さんの後書きもあり、そういう面が少しわかるのがこの巻。次は世代交代です。

  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪ さん

    「紫の結び」もこれが最終巻♪〈光源氏〉が求めた高貴な紫の結び。最後は〈紫の上〉の血縁ともいう〈女三の宮〉。降嫁を受け入れたのは血縁だったからなのか。幼稚すぎる女人だけに事件を起こす。相手の柏木は【もののけ】にでも憑かれていたのだろうか。悲劇すぎる。〈光源氏〉は自分もしたことあるので誰も責められない。こうしてみると、〈光源氏〉とは完璧人間ではなかったのだろうな。本書は訳すると「源氏物語」が多少きれいごとのようにまとめてもあったかもしれないけれど、うっとうしさを感じさせなく読みやすかった。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    RDGというキュートな未来志向のサーガを書きあげた荻原さんが、次に目指したのは日本最古の長編小説。いまだ多くの人の心を惹き付けてやまぬ藤色のサーガでした。泉水子の年の頃は須磨・明石くらいかな。親子の情は薄く、夫との情は深く、紫の上への愛情って、何か過不足が過ぎる。だからもしあの日光源氏に見染められなかったら、どういう一生を生きたのでしょうか。父親に引き取られて、多少肩身の狭い思いをしながらもそれなりの旦那さんと結婚して、任国に下ってみたりしながらも、割と平凡に幸せに、生きていたのかもしれないなと思いました

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

紫式部

生没年未詳。970年代の生まれと推測されている。日本文学史を代表する存在。『源氏物語』の作者として名高く、宮中の様子を描いた『紫式部日記』も残している。優れた歌人としても知られ、自作の和歌を集めた『紫式部集』があり、『小倉百人一首』にもその和歌が収録されている。また、藤原為時の娘として生まれ、藤原宣

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品