記憶と追悼の宗教社会学 戦没者祭祀の成立と変容

粟津賢太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784832968264
ISBN 10 : 4832968262
フォーマット
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
384p;22

内容詳細

目次 : 第1部 理論編(集合的記憶のポリティクス/ 儀礼国家論と集合的記憶―集合的記憶の社会学構築のために/ 現在における「過去」の用法―集合的記憶研究における「語り」について)/ 第2部 事例編(偉大なる戦争―英国の戦没者祭祀における伝統と記憶/ 古代のカノンと記憶の場―地方都市における戦争記念施設/ 市民宗教論再考―米国における戦没者記念祭祀の形態/ 近代日本ナショナリズムにおける表象の変容―埼玉県における戦没者碑建設過程を通して/ 戦没者慰霊と集合的記憶―忠魂・忠霊をめぐる言説と忠霊公葬問題を中心に/ 媒介される行為としての記憶―沖縄における遺骨収集の現代的展開)

【著者紹介】
粟津賢太 : 1965年神奈川県生まれ。1990年創価大学文学部卒。1997‐1998年英国エセックス大学留学。1999年創価大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。国立歴史民俗博物館講師、慶應義塾大学非常勤講師、南山大学南山宗教文化研究所研究員などを経て、現在、上智大学グリーフケア研究所特別研究員。専門、宗教社会学・宗教人類学。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うんとこしょ さん

    理論編は集合的記憶論、儀礼論などの視点からみた宗教社会学によるナショナリズム入門といっても良いくらいで、初学者としては非常に助かる。事例編は、戦没者追悼施設という確たるモノとして空間性を有する物質的次元を持った戦争に纏わる記憶の再生産裝置がいかに国家儀礼等を通して生者と死者との関係性を取り結び、かつそうしたプロセスによって国民国家を営んでいくうえで必要な共同性、つまりネーションといったものを創りあげてゆくのかに焦点を当ててイギリスやアメリカ、そして日本を事例にして分析を行っており、物凄く面白かった。

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