愚者のエンドロール 角川文庫

米澤穂信

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044271022
ISBN 10 : 404427102X
フォーマット
出版社
発行年月
2002年07月
日本
追加情報
:
15cm,254p

内容詳細

未完のミステリー映画の結末を探せ!古典部シリーズ第2弾!

文化祭の準備に追われる古典部のメンバーが、先輩から見せられた自主映画。廃屋で起きたショッキングな殺人シーンで途切れたその映像に隠された真意とは!? ちょっぴりホロ苦系青春ミステリの傑作登場!

【著者紹介】
米沢穂信 : 1978年、鉱山街に生まれる。物語の想像を趣味の第一としているうち、それが高じて小説を書き始めた。2001年、第五回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を『氷菓』(角川スニーカー文庫)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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 シリーズ第二作である。今回は、ミステリ...

投稿日:2013/05/10 (金)

 シリーズ第二作である。今回は、ミステリ好きな人であればぐんぐんハマれる内容ではないかと思う。もちろん、あまりにハマりすぎて途中でネタがわかってしまうかもしれないが、それはそれで……。いずれにしても、本作の見所は推理にあるのではなく、主人公の心情の描き方だと思われるので、ミステリについてよくわからなくても十分楽しめると思われる。

emanon さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる さん

    映画制作にかかわる謎をめぐって、入れ子のような世界が展開する。未完成の映画にかかわる謎は、ただ推理のための推理であってはいけなかった。そこが、この小説に深みを与えていると思います。もちろんミステリとしてのお約束として、最後の最後まで気が抜けないし、あるいは後期クイーン問題がここに関わってくることも、十分考えなくてはならないでしょう。四人の古典部員が、それぞれの個性を発揮する物語となっていることで、ますますこの世界に引き込まれる思いがします。再読。約50分で読了。初読のときは、とてもこうは行きませんでした。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    人の死なないミステリ、いいですね。今回は神山高校二年F組が文化祭に出展する自主制作ミステリ映画の謎をめぐる話。アントニー・バークリーの『毒入りチョコレート事件』へのオマージュともいえる作品。米澤氏のミステリに対する思い入れがひしひしと伝わってきます。ミステリ好きにはたまらんでしょう。事情通はウイスキー・ボンボンが出てきた時点でニンマリしたはず。それにしても第一作『氷菓』のあとがきにあった謎がまだ解けていません。米澤さん、もったいつけてくれるなー。(笑)

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    今回の狂言廻し役の江波さんて、ひっとして・・・ あっ、そうか アガサ・クリスティーの「Why Didn't They Ask Evans?」の「もじり」なのか!?(笑) 古典部シリーズ第二弾 ホータロー君 今回は、誰かさんにうまーく踊らされて、推理の域を超えちゃいましたねぇ、部員4名、それぞれに「いい味」出てて続きが益々楽しみで〜す♪

  • 扉のこちら側 さん

    初読。人の死なないミステリとしてよい展開だった。前作と弱冠印象が違って読みやすかった。ほうたるや産卵の誤字のような小さいところで笑ってしまった。

  • kishikan さん

    前作(氷菓)が面白かったので、シリーズ第2弾を手にしました。さらに学園ドラマ色が強くなり、軽いノリだなぁって読み進めていたのですが、あにはからんや・・・。密室殺人?ややっ面白くなってきたぞ。今回はホータロー達の活躍に加え「女帝」の登場など神山高校のいろんな生徒が登場するので、注意深く読まないと頭の中がパニクリます。それに、事件の謎解きには、その背景にあるものも考慮しないといけないんですよ。さらに、ホームズ、クリスティなどミステリの知識も必要で、こりゃただの青春ミステリじゃありませんね。米澤さん恐るべし!

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