真昼の星空 中公文庫

米原万里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122044708
ISBN 10 : 4122044707
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
追加情報
:
16cm,311p

内容詳細

「星の輝きよ、わたしを通して万人に届くがいい!」。外国人には吉永小百合はブスにみえる?日本人没個性説に異議あり!など、「現実」のもう一つの姿を見据えて綴ったエッセイ集。「コミュニケーションにおいて、量と質は反比例」「人間は決まり事を創って自分をがんじがらめにするのが好き」。軽妙洒脱な語りのなかに、生きた言葉が光る。

目次 : 昼行灯の面目/ 美女の基準/ 蝿と核兵器/ 鉄のカーテン/ 占い師たち/ 最先端の医療/ 絶食のすすめ/ 白の意味/ ある物語の喪失/ 北風と太陽〔ほか〕

【著者紹介】
米原万里 : 1950年、東京都に生まれる。59〜64年、チェコスロバキアで過ごし、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。帰国後、東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳、翻訳者となる。80年、仲間とともにロシア語通訳協会を設立、初代事務局長に就任。現在、同会長。92年、テレビの同時通訳によって報道の速報性に貢献したとして日本女性放送者懇談会賞を受賞した。95年、通訳を論じた『不実な美女か貞淑な醜女か』で読売文学賞、97年、『魔女の1ダース―正義と常識に冷や水を浴びせる一三章』で講談社エッセイ賞、2002年、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』で大宅壮一ノンフィクション賞。03年、『オリガ・モリソヴナの反語法』でBunkamuraドゥマゴ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    本書は、かつて読売新聞の日曜版に連載されていたもの。そのせいか、いつもの米原万里さんに比べると毒が薄いようだ。字数が制限されていたことにもよるのかもしれない。いずれもエッセイとしてのできはいいのだけれど、米原色がもっと出ていればと思う。それでも、随所にはこの著者ならではの指摘があり、現代の日本を照射する鏡の役割は果たしている。ディズニーランドやブログのくだりは言われてみれば、まさにそうだ。そうだ!今回はロシア色とアネクドートが少ないのだ!したがって、米原万里さんをまずは1冊という人には本書は薦めない。

  • Shoko さん

    久しぶりに万里さんのエッセイを。現実には存在するのに、多くの人の目には見えないもの=「昼の星」から、本書のタイトルは来ている。物事を多面的に、問題意識を持って、常識といわれることに懐疑的に、自分のことは一旦突き放して…。ハッとさせられる考え方、言葉の数々に本作でも出会えました。ガガーリンの最期、第二次大戦時にレニングラードでは鳩が消えた(兵糧攻めで全部食べられた)、鉄のカーテンは実際にあった(18世紀ヨーロッパで舞台から客席にに火の手が広がるのを防いだ)などなど、逸話もたくさん。また読み返してみたい一冊。

  • おさむ さん

    読売新聞の日曜版の連載エッセイをまとめたもの。1998年から2001年という世紀末の連載なので、やや古びてしまったり、当時の予想を超えて現実が進んでしまったりする部分があるのは否めません。ただ、物事の本質を見抜く慧眼はさすがです。ディズニーランドを消費社会の縮図であり、消費文明先進国の米国社会であることの指摘。コミュニケーションにおいて量と質は反比例するという箴言など、あとがきで小森陽一さんが言うように、やはり「稀代の語り上手」だと思います。

  • mm さん

    新聞連載コラムをまとめたものなので各々は短い。爆笑できるもの、深い洞察に納得するもの、知らなかった知識を得られるもの、オチが効いてて文章が上手いもの等々、楽しく読めて為になる。2000年頃の連載なので、まだ、インターネットは普及する走りの頃。米原さんが、ソビエト学校に通った経験は、物事の見方に大きく貢献している。ダブルやトリプルな視点を得るという意味で、外国語を学ぶというのは意味があると思うよ。束縛されているときのほうが、自分の意思を自覚しやすいとか、型を忠実になす中に精神の自由を感じるとか同感!

  • 阿部義彦 さん

    米原万里さんの新聞連載のエッセイ集。一つが2頁から3頁なので何処からでも読めてしかも面白い通勤時やトイレのお供に最適かも?ツバキ姫(米原さんのニックネーム)にまつわる米原さんと父上との心あたたまるやりとりにじーんとしました。

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米原万里

1950年、東京都に生まれる。59〜64年、チェコスロバキアで過ごし、在プラハ・ソビエト学校で学ぶ。帰国後、東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳、翻訳者となる。80年、仲間とともにロシア語通訳協会を設立、初代事務局長に就任、同会長を歴任。92年、テレビ

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