テンプル騎士団 講談社学術文庫

篠田雄次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062922715
ISBN 10 : 4062922711
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
224p;15

内容詳細

十二世紀初頭、十字軍の聖地奪還により誕生したテンプル騎士団。イェルサレムの防衛と巡礼者の守護を担う騎士、教皇に属し厳格な規律に生きる修道士、東西文化交流の媒介者、莫大な資産を有し王家をも経済的に支える財務機関。近代の国民国家や軍隊、多国籍企業の源流として後世に影響を与えた謎の軍事的修道会の実像に、文化社会学の視点から迫る。

目次 : 第1章 東征前夜(東征への呼びかけ/ それまでの国際情勢 ほか)/ 第2章 十字軍の東征(奇襲の成功/ 十字軍に駆りたてたもの ほか)/ 第3章 近代的組織の発生(テンプル騎士団の創設/ 改革と革新 ほか)/ 第4章 テンプル騎士団の組織(テンプル騎士団会則/ テンプル騎士団の最高幹部と装備 ほか)/ 第5章 栄光と壊滅(フィリップ美王の陰謀/ 国王と行政官僚 ほか)

【著者紹介】
篠田雄次郎 : 1928〜1992年。上智大学、ケルン大学卒業。上智大学教授を務めた。専攻は文化社会学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    読み終えて漠とした印象しか残っていない。当時の欧州に対するイスラム圏の優越性や近代の組織の元になったのはテンプル騎士団であると言いたいらしいのだが、論旨や文章が一貫していない為なぜその結論に至ったのかがよくわからないままであった。「テンプル騎士団の組織」がわずかにそれに触れて、ここは面白そうだ。と思ったらいつの間にか話題が戦史になっていたりとか。あと新しい人命が唐突に出てきたり行が変わると時代が変わったりと、読者置いてけぼりの記述も目立つ。読んでいて一番面白いのは粗筋だという、なんとも言えない一冊だった。

  • かさねパパ さん

    十字軍時代には興味があり、ヨーロッパ側の視点として読んでみました。確かに文章が読みにくい印象はありましたが、内容は細かく(過ぎる所もあるが)、面白かったです。当時は、イスラムが先進国で、西欧が田舎だったという視点は、以前より知ってはいましたが、これほどとは思いませんでした。戦争が奇しくも文化〜文明の交流になるという一面はいつの時代も同じかもしれません。騎士団自体は清貧、潔白で目的のために戦ったのでしょうが、それを囲む為政者は富に眩んでしまっている〜何とも皮肉な話です。いつの時代も同じなのかな・・・?

  • 中島直人 さん

    少し文章がこなれていない、読みにくい、分かり辛い。内容も深みに欠ける。テンプル騎士団という存在に大いに興味があったのと、講談社学術文庫ということで期待して読んだが、残念な感じ。

  • ジュンジュン さん

    同名でも佐藤賢一著とは、えらい違い。改めて、文章力というか構成力?”わかりやすい”の大切さを実感する。さて本書、著者の学識豊かなのは充分伝わるが、横道・寄り道が多すぎる。なんと読後インプットされたのは、整理された佐藤本の内容だった(驚)!

  • Saiid al-Halawi さん

    フィリップ4世とかジャック・ド・モレーとかの『フーコーの振り子』的談義はともかくとして、欧州全土に広がる寄進地を管理するために発達した史上初の近代的組織のガバナンス体系がめちゃくちゃモダンなのが本書最大のハイライトだと思う。テンプル騎士団="Kill them all!!!"なイメージが少し変わった

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篠田雄次郎

1928〜1992年。上智大学、ケルン大学卒業。上智大学教授を務めた。専攻は文化社会学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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