レディ・ヴィクトリア 謎のミネルヴァ・クラブ 講談社タイガ

篠田真由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065118184
ISBN 10 : 4065118182
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

夜になると棺から出てさまよい歩くミイラ。その噂に好奇心を刺激されたレディ・シーモアだったが、所有者である伯爵との間には浅からぬ因縁があった。ミイラが安置された別荘でのパーティに招待されたレディは、曰くあり気な人物が集まる中、女性冒険家として名高いナポレオーネ・コルシと旧交を温めるのだが。19世紀イギリスを舞台に闘う女性たちを描く冒険物語の傑作。

【著者紹介】
篠田真由美 : 1953年、東京都本郷生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。専攻は東洋文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    女性であるだけで理不尽に傷つけられられるのは、今も昔も同じ。ただ事件が陰惨すぎて、わからなくはないけれど何もそこまでしなくても……と暗い気持ちになってしまった。ローズは相変わらず応援したくなる。

  • Norico さん

    時代とはいえ、女性の立場の低さがつらい。エジプトのミイラも同じようなもので、イギリス人からしたら、元は同じ人間って思われてないから、見せ物になるんだけど。復讐をしても幸せにはなれないのかな

  • えみちゃん さん

    お気に入りの「ヴィクトリアシリーズ」。今回は、夜になると棺から出てさまよい歩くと噂されるミイラをめぐるお話♪・・とはいうものの、ミイラが安置されているのは、女性蔑視を隠そうともしない暴君!しかもヴィタとは浅からぬ因縁を持つという老伯爵の別荘だというから最初から波乱の予感。さて社交の場から距離を置いているにも関わらず、アミーリア嬢に引っ張り出され完全アウェイの別荘にローズひとりを伴い乗り込んだヴィタでしたが・・。当時の女性の地位はとても低く、それは上流階級でも同じで彼女たちが受けた仕打ちときたらそれはもう

  • まふぃん さん

    ミイラと女性問題のお話。流石に色々調べて書かれている。 次巻がこちらの文庫では最終巻らしいけど、どうやっても全てを回収出来ないよね。続きは書かれるそうですが、簡単に手にはいる形だと嬉しいな。

  • rosetta さん

    ★★★★☆建築探偵の作者だったのか。道理で雰囲気を出すのが上手い。シリーズ4作目らしいが問題なくついていける。ヴィクトリア女王の治世50年目の頃。虐げられた女性の権利拡張を主張するミネルヴァクラブ。シーモア子爵の後妻のレディヴィクトリアがエジプトのミイラを見学に、引退した王室侍従の伯爵の別荘に招待され...シリーズのこれまでも読んでみたくなった

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人物・団体紹介

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篠田真由美

1953年東京生まれ。1977年早稲田大学第二文学部卒。1992年第2回鮎川哲也賞最終候補作『琥珀の城の殺人』でデビュー。1994年より講談社ノベルスで近代建築史研究者を探偵役にした本格ミステリ「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズを開始。累計部数100万部を突破した。その他、伝奇、幻想、怪奇などを広

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