ミステリな建築 建築なミステリ

篠田真由美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784767832616
ISBN 10 : 4767832616
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
長沖充 ,  
追加情報
:
224p;21

内容詳細

名探偵は「事件」の謎を解き明かし、小説家は現場となった「建築」の謎を解く。「鹿鳴館」「中銀カプセルタワービル」「水晶宮」などの近代建築からミステリを読み、『グリーン家殺人事件』『ねじれた家』『黒死館殺人事件』などの名作ミステリから近代建築を論ずる。建築に潜むミステリを、ミステリの鍵となる建築を解き明かす一冊。

目次 : 第1部 建築のミステリを読む(築地ホテル館のレセプションはどこにあったか―日本最初の西洋式ホテルの謎/ 鹿鳴館は若きコンドルの失敗作だったのか―敢えて定説に異を唱える試み/ 明治の三国から山形へ、ひとすじの糸はつながったか―オランダ人技師エッシェルと土木県令/ 1851年ロンドン、ハイドパークに出現したものとは―百年早く生まれた大衆の時代の宮殿/ 建築スタイルはなぜ混ざる―町屋から宮殿まで、素敵な折衷の世界/ 中銀カプセルタワービルは理想の密室現場となり得たか?―ミステリ・マニアの夢と現実)/ 第2部 ミステリを建築で読む(山田風太郎作『明治断頭台』より「怪談築地ホテル館」/ 横溝正史作『悪魔が来りて笛を吹く』/ 篠田真由美作『翡翠の城』/ ディクスン・カー作『髑髏城』/ ヴァン・ダイン作『グリーン家殺人事件』/ エラリー・クイーン作『Yの悲劇』/ アガサ・クリスティ作『ねじれた家』/ 小栗虫太郎作『黒死館殺人事件』/ 中井英夫作『虚無への供物』)

【著者紹介】
篠田真由美 : 1953年東京生まれ。1977年早稲田大学第二文学部卒。1992年第2回鮎川哲也賞最終候補作『琥珀の城の殺人』でデビュー。1994年より講談社ノベルスで近代建築史研究者を探偵役にした本格ミステリ「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズを開始。累計部数100万部を突破した。その他、伝奇、幻想、怪奇などを広く執筆

長沖充 : 長沖充建築設計室主宰。1997年東京藝術大学大学院美術学研究科建築専攻修士課程修了後、小川建築工房、中山繁信/TESS計画研究所勤務を経て、2005年より現職。1級建築士、都立品川職業訓練校非常勤講師、会津大学短期大学部非常勤講師。日本大学生産工学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てくてく さん

    わくわくしながら少しずつ読み進めて読了してしまった。続編が出て欲しい。建築探偵シリーズなどでファンの篠田真由美さんが、前半はかつて実際にあった建物を、後半はミステリに登場する建物について、特に後半はネタバレしないようにしながら語っているところが楽しくて、前半・後半ともにこういう感じの話をもっと読みたいと思った。密室ミステリは確かにその建物の描写がトリックのヒントにもなるし、ミステリの雰囲気を左右する建物描写も楽しんできたけれど、確かに間取りを描くと「はて?」というものはあるなと思った。

  • まい さん

    前半は実際にある(あった建築物)を、小説家である著者の目線から、時には深読みしつつ解説。 後半は、名作推理小説の館が実際に存在したら、どういう建築物で間取りは?と想像。 過去の名作何も読んでなかったけど、ネタバレは本当に最小限に抑えてくれていて、楽しめたし、読もうと思った。 シリーズどんどん続けてほしい。

  • にしきみ さん

    Caseのつながり方が楽しい

  • Gen Kato さん

    ミステリ好き建築好きなのであっという間に読み切って再読してしまいました。もっと読みたい(続刊期待)

  • モリヤマ リン さん

    読了。面白かった!推理小説を読む時に、犯行現場の平面図に胸がときめくという方へお勧め。『黒死館殺人事件』と『虚無への供物』はいつか読もうと思ったし、『グリーン家殺人事件』や『ねじれた家』は読み直そうと思った。

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篠田真由美

1953年東京生まれ。1977年早稲田大学第二文学部卒。1992年第2回鮎川哲也賞最終候補作『琥珀の城の殺人』でデビュー。1994年より講談社ノベルスで近代建築史研究者を探偵役にした本格ミステリ「建築探偵桜井京介の事件簿」シリーズを開始。累計部数100万部を突破した。その他、伝奇、幻想、怪奇などを広

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