禁書売り 緒方洪庵 浪華の事件帳 双葉文庫

築山桂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575668827
ISBN 10 : 4575668826
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
368p;15

内容詳細

蘭学を志し、大坂の思々斎塾で勉学に励む緒方章(後の洪庵)は、師匠の頼みで御禁制である翻訳蘭学書の写本を買おうとする。だが、取引の現場で闇商いの本屋が殺されてしまった。狼狽する章の前に現れ、禁書が同心の目に触れぬよう救ってくれたのは、東儀左近という名の謎めく男装の麗人だった―。後に適塾を開き、幕末明治の大物を数多く育てた緒方洪庵。その青春時代に次々と降りかかる難事件。左近に導かれながら、まだ何者でもなかった若き日の洪庵が疾走する、傑作シリーズ第一弾!

【著者紹介】
築山桂 : 京都府出身。大阪大学大学院博士後期課程単位取得。専攻は日本近世史。1998年『浪華の翔風』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • onasu さん

    江戸も後期、後に適塾を開くことになる緒方章(洪庵)の若かりし頃。その姿は中天游(ナカテンユウ)の主宰する蘭学塾・思々斎(シシサイ)塾にあって、小間使いもよくさせられて、その日も注文していた禁制の蘭学書の写本を受け取ってくるよう言付かり、約束の天満天神で待っていたが…。  歴史上の人物の若かりし頃というのは好きなテンプレートで、ストーリーもおもしろく読んでこられたが、寡聞のなせる業か緒方洪庵ならではの種が見えてこない。あと、初話で福澤百助(諭吉の父)が出てくるが、もう少しストーリーに絡ませられなかったか。

  • のん さん

    初読の作者さん。2009年に、テレビドラマ化したそうで、新装版。緒方洪庵の、若く章といって大阪の蘭学塾で学んていた頃の話としている。4つの短編は、章が巻き込まれた事件を、それぞれ大阪の町を守る左近の助けで解決していく。ヒーロー物ではなく、はがゆくなるほど現実的な主人公。

  • 紅羽 さん

    青年期の緒方洪庵が、大阪で様々な事件に遭遇し、成長していく時代小説。男装の美人剣士、佐近との出会いから広がっていく物語。序盤は世界観を把握するのに精一杯でしたが、徐々に面白くなってきて引き込まれました。

  • 圓子 さん

    いきなり観に行くと振り落とされそうな気がしたので、お芝居の予習に。大坂の蘭学界隈のエピソードや出版事情が興味深く、『在天』の世界もよくできていて面白かった。緒方くんがもうちょっとしゃっきりしたキャラクターだとよかったなあ。

  • 山内正 さん

    難波の街で若き小形洪庵が少ない金で蘭学書の写し本を買い求めて問屋 に向うが禁書として売るから値がはる正式な文書は奉行所で何ヶ月も吟味の後許可となるそして特定の役人だけ蔵書として保管になる 書物の種類も少ない時代に文献に関して仕分けが厳しく公家や昔からの在天楽人という特定の知識集団の権威が千年の世守られた その近隣の百姓達の綿の不正取引が 役人が絡み行われ西奉行の内藤上が 役人の一斉解雇に踏み切る 浪速の裏事情が分かりかけた緒方洪庵が仕組みを解く

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人物・団体紹介

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築山桂

1969年、京都府生まれ。大阪大学大学院博士後期課程単位取得。専攻は日本近世史。主な著作に、『おすすめ文庫王国2016』にて「時代小説部門」第1位に選ばれた『未来記の番人』など多数。児童書にも活躍の場を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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