家族になったスズメのチュン 偕成社文庫

竹田津実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035509707
ISBN 10 : 4035509701
フォーマット
出版社
発行年月
2006年09月
日本
追加情報
:
19cm,199p

内容詳細

獣医一家に瀕死のところを助けられたスズメのチュン。すっかり元気に成長したのだが、自分のことを人間だと思っているようで…。1羽の小さなスズメが巻き起こす愉快な騒動を描いたノンフィクション。

【著者紹介】
竹田津実 : 1937年大分県に生まれる。岐阜大学農学部獣医学科卒業。野生動物のあこがれて、北海道斜里郡小清水町農業共済組合・家畜診療所に獣医として赴任。’91年に退職。’66年からキタキツネの生態調査を始め、’72年より、傷ついた野生動物の保護・治療・リハビリに取り組む。写真家・エッセイストとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やすらぎ🍀 さん

    キタキツネの著書で有名な獣医、竹田津実さん。日々怪我をした小さな生きものが運ばれてくる。自然の厳しさに戻ってくることはあっても、介抱して元気になれば飛び出ていく。しかしチュンは違った。あの夜の記憶が彼を臆病にしたのだろう。窓から出ようとしない。ぼくは人間、そう思ってるようだ。手に包まれて眠っていたいとせがむ。鏡に映った自らを見つめ、その姿に戸惑う。ぼくは人間ではないのか。春を迎え、哺乳類の冬毛は鳥の雛にとっての柔らかな温もりとなる。来客を襲い続けた猛鳥の尾羽が本棚から見つかったわ。元気にやっているかしら。

  • ちょろこ さん

    やっぱり賢い!の一冊。瀕死の状態から家族の一員になるまでのスズメのチュンとの物語。可愛い!そして別の書籍でも感じたけれどスズメってやっぱり賢い!こんなにも感情表現豊かなチュンとの日々のエピソードは笑いもありで微笑ましい。暖かい場所を探してもぐりこんでくる姿は想像するだけで顔が緩んじゃう。数々の写真、自分を人間と思う姿や巣づくりもたまらなくキュートだった。トラウマ体験からなかなか退院できなかったチュン。野生に本来の場所に帰るのも、簡単なようで難しくって…。ご夫婦が気長に成長を見守る愛の眼差しも溢れた記録。

  • ねむねむあくび♪ さん

    図書館の本。野性動物がたくさん持ち込まれる北海道で獣医をするのは、大変だなあ(笑)エゾリスやキタキツネの子、エゾシカの子などは可愛いくて羨ましい気もするが。そしてこの本の主役の、小さな死にかけたすずめのチュンが、そんなに攻撃的なのには驚いた。戦時中のイギリス・ロンドンの実話『ある小さな雀の記録』のクラレンスと老婦人の友情とはかなり趣が異なっていた。人間の手の中で眠るのがお気に入りで、自分で飼い主の指をつついて折り曲げさせるところが可愛いかった♪(^o^)

  • ポチ さん

    獣医師のもとにやって来たまだ目も開いていない死にそうな子雀の「チュン」。成長と共に自我を持ち縄張りを守ろうとしたり、奥さんに求婚したりと、なんとも微笑ましく可愛い。写真もホッコリと和みますね。

  • へくとぱすかる さん

    「スズメの本」4冊目。クラレンスは戦中戦後のイギリス。チュンは90年代の北海道オホーツク沿岸。両者とも家に住みついたのは、目が開かないヒナのうちに人間に保護されたため。いわゆる「刷り込み」。瀕死のヒナを救命したことは共通しているが、チュンは元気に凶暴性を発揮(笑)。とうとう著者の獣医さんは「猛鳥注意」の貼り紙を出す始末。それでもついに「巣立ち」。自然に帰れてよかった。

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人物・団体紹介

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竹田津実

1937年、大分県生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。北海道斜里郡小清水町の家畜診療所の獣医師となる。66年、キタキツネの生態調査を開始。78年、映画「キタキツネ物語」の企画・動物監督を務める。91年診療所を退職し、執筆家と写真家として活躍。98年『家族になったスズメのチュン』で産経児童出版文化賞を

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