逆流するグローバリズム ギリシャ崩壊、揺らぐ世界秩序 PHP新書

竹森俊平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569825328
ISBN 10 : 456982532X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
249p;18

内容詳細

なぜギリシャ・ウクライナ危機のみならず世界秩序までを揺るがすのか。グローバリズムの限界と世界経済の行方を見据えた画期的論考。

【著者紹介】
竹森俊平 : 1956年東京都生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業。86年同大学院経済学研究科修了。同年同大学経済学部助手。86年7月米ロチェスター大学に留学、89年同大学経済学博士号取得。現在、慶應義塾大学教授。専攻は国際経済学。著書に、『経済論戦は甦る』(東洋経済新報社、第4回読売・吉野作造賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    世界経済論の権威による最近の情勢を講義調の話し言葉で書かれているもので、ポイントを絞っているのでわかりやすいと思いました。最近のギリシャ情勢を予測している節もあって参考になります。また今中国が進めているAIIBについても若干触れられています。

  • Porco さん

    戦略なく拡大してきたユーロ圏が、ギリシャ危機によって、分断へと転じる可能性が高まってきた。という話で、なぜそうなったのか、各国は何を考えてどう行動しているのか、日本の納税者にどう影響するのか、といったことが解説されていて興味深く読みました。ドイツ人気質についての説明が、読み物としては一番面白かった。

  • Sato1219 さん

    最近のギリシアをめぐる報道を見ていると、いかにもならず者国家の瀬戸際外交という印象を抱きがちだが、長いスパンで俯瞰して見ると、また違った様相が見えてくる。また、自分が経済学を勉強していた90年代当時「ホームカントリーバイアス」というのが話題になっていたが、EU統合でそのバイアスが消失したという下りにも驚く。そういえば、敗戦後、石原完爾が、「戦犯はペリーだ」と言った話を思い出す。私たちが自明なこととしている(確かに不可避な流れではある)グローバル化というのは、本当に私たちを幸せにするのだろうか。

  • soccer atsushi さん

    ここ10年ほどて一流の経済学者としての評価を確立した竹森俊平の本を初めて読了、非常に読みやすくて内容も充実している。ジョージソロスのEUはバブルだという評価は面白い。AIIBへの評価も米国の立場にすり寄ることもなく、率直で成る程と思わせる。

  • mit さん

    ドイツは第二次世界大戦後「ルールを守る」ことを最優先してきた。戦後ドイツの基本的な思想である「オルドリベラリズム」は「大衆」を嫌い、「伝統」「文化」の重視に立った社会の発展を志向し、社会秩序には国民が「小市民(プティ・ブルジョア)」的な倫理を持つことが必要とされる。ドイツ国民にとって借金をするのは罪であり、金融やインターネットにアングスト(恐怖感)を感じている。ユーロ危機が長引く一つの原因は、ドイツが小市民的感覚で問題処理してきたことで、危機的状況においてはルールを守らせるだけでないリーダーが必要となる。

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