知らない映画のサントラを聴く 新潮文庫nex

竹宮ゆゆこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101800028
ISBN 10 : 4101800022
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
365p;16

内容詳細

これは恋か、贖罪か。圧倒的恋愛小説。

錦戸枇杷。23歳。無職。夜な夜な便所サンダルをひっかけて“泥棒”を捜す日々。奪われたのは、親友からの贈り物。あまりにも綺麗で、完璧で、姫君のような親友、清瀬朝野。泥棒を追ううち、枇杷は朝野の元カレに出会い、気づけばコスプレ趣味のそいつと同棲していた……! 朝野を中心に揺れる、私とお前。これは恋か、あるいは贖罪か。無職女×コスプレ男子の圧倒的恋愛小説。

【著者紹介】
竹宮ゆゆこ : 1978(昭和53)年、東京生れ。2004(平成16)年、「うさぎホームシック」でデビュー。軽快な会話劇を軸に、男女間の生き生きとした恋愛模様を描く書き手として、強い支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 徒花 さん

    あんまり趣味じゃなかった。プーの23歳女性がひょんなことから実家を追い出され、かつての親友の元彼でセーラー服のコスプレをしている男となぜか同棲生活を送ることになるという「圧倒的恋愛小説」。とはいえ、別に二人のラブラブな描写があるわけではなく、薄暗い感情の波を軽薄なキャラクターと文体によってポップな感じにコーティングしている作品。なんとなく滝本竜彦氏の『NHKにようこそ!』を思い出したりした。私はやっぱり登場人物の心情の機微よりも、単純にストーリーの面白さを重視してるんだなあと改めて実感した。

  • 岡本 さん

    とらドラの作者の小説という事で購入。恋愛小説と謳ってるほど甘々ではなく、親友の死で塞ぎ込んでいた無職女が親友の元カレとのイベントを通して独り立ちする話。親友の亡くなった理由もはっきりする訳じゃなく親友の元カレと恋仲になる訳じゃないけど日常って感じ。終盤でのどんでん返しを警戒したけど割と軟着陸な優しい世界。少し元気が出る一冊。

  • かめ吉 さん

    タイトルに惹かれて図書館で借りてきました。清瀬朝野の死をキッカケに、後悔や罪悪感を感じるようになった枇杷と昴が、同棲をしていくうちにこれからの自分や死んだ朝野とどう向き合って、どう変わって行くのかを書いた恋愛小説。ラノベを書いてるイメージが強かったけど、展開や会話もテンポが良くて読みやすい小説でした。朝野の死を乗り越えて自分から一歩を踏み出した枇杷の成長が印象的でした。ラストも自分なりに納得できる終わり方で良かったです。

  • しずく さん

    うん、めっちゃ良いです。読み終わってから、冒頭と最後が同じシーンなのだと気づいてホロリときた。”くるくると回る世界に、枇杷はそうやって永遠に愛を生かす”昴と枇杷の人間らしさがエラーなく読み終えることが出来た。全部、回っている。くるくるくる…。巡り巡って戻ってきたのは枇杷の断罪であり、昴と枇杷の再会であるのだと信じることが出来た。そうして転がった運命は今度こそ幸せに向かうんじゃないだろうか。あれだけもがいたんだから、きっと明るい未来があるはず。それでもきっと朝野のことは忘れられないんだろうなぁと思うけれど。

  • Tsukamo さん

    あらすじにあるような“圧倒的恋愛小説” とは言い難いが楽しく読めた。テンポよく話が進み、コミカルな文章で笑いを誘うところがあれば、親友の死によって生じた罪の意識や喪失感をシリアスに表現して、こちらの心まで沈めさせる。読了後おいしいおかゆが食べたくなること必至。

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竹宮ゆゆこ

1978年東京都生まれ。2004年「うさぎホームシック」でデビュー。「とらドラ!」がアニメ化され話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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