種村季弘傑作撰 2 自在郷への退行

種村季弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336056702
ISBN 10 : 4336056706
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

ザ・ベスト・オブ・種村季弘の第2弾!!神々の創造の秘密を盗み人工の怪物を造る―種村学の中核をなす名作『怪物の作り方』、自動人形論の白眉『少女人形フランシーヌ』、制服とぺてんの研究『ケペニックの大尉』、最晩年の透明な世界を示す談義録『江戸と怪談』等、全21編を収録。

目次 : 怪物の作り方/ 少女人形フランシーヌ/ 覗く人―都会詩人の宿命/ 面白い小説のからくり/ モナ・リザ泥棒―無頼の王様アポリネール/ イマージュの解剖学―ハンス・ベルメール/ 歯痛と吸血鬼との二、三の関係―または衰弱の快楽について/ 幻想、夢―理性/ 手袋の裏―クリンガー『ある手袋拾得に関するパラフレーズ』を読む/ 二階の話―古今亭志ん生『二階ぞめき』/ 白樺の家/ 機械学的退行/ ケペニックの大尉/ 幻想・宙吊り・顕示/ 退行の快楽/ 博物誌としての花鳥画/ あるサロンの博物誌家/ 覗きからくりのトポス/ アスコーナ架空紀行/ 畸人列伝―あるいは陽気なメランコリー/ 江戸と怪談―敗残者が回帰する表層の世界

【著者紹介】
諏訪哲史 : 1969年生まれ。作家。「アサッテの人」で第137回芥川賞と第50回群像新人文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

    モナリザ・吸血鬼・少女人形フランシーヌ・おこの殺し・阿部定。矢張、情報量に目が回る。

  • eirianda さん

    すでに読んでいるものもあったが、内容が濃いので新たに知識を得た感覚。伊藤若冲、偶然にNHKプレミアムで特集の再放送を見て、圧倒される。ヴォルプスヴェーデ(ドイツ)やアスコーナ(スイス)も機会があれば是非行ってみたい。谷崎とか、岡本綺堂もこの本を読んでいれば、二度得した気分になるはず。密な内容だけに、一冊を数日で読むとすぐ忘れちゃうのが難点か(私だけかと)。本当は手元に置いてなんども目を通すものかも。解説の諏訪哲史氏の種村季弘愛を、羨ましく思う。

  • oDaDa さん

    フランス方は澁澤龍彦が引っ張ってきて、ドイツ方面は種村季弘がカバーするという、二項対立ならぬ二項協力体制に、巖谷國士のシュルレアリスムが行ったり来たりするのだから、60、70年代の人文は如何に幸福極まりない時代であったか、と後年に知る他ない自分なんかは思う。でなければマニエリスムなんつー難渋で衒った概念など未だ出会っている筈はなく。

  • Mark.jr さん

    澁澤龍彦と共に日本の幻想文学を索引したドイツ文学者・種村季弘。その弟子である小説家の諏訪哲史さんがセレクトした評論・エッセイ集です。扱われている題材は吸血鬼やゴーレムといった著者の専門分野といえるオカルト的なものから、地球空洞説や泉鏡花など様々。博覧強記で知られているだけあって、1ページの情報量が凄いですが、決して難しいわけではありません。T巻、U巻とも内容のクオリティに差はないですが、個人的には歯痛と吸血鬼の関連性を考察し、モナリザ盗難事件などの奇譚を語ったU巻が楽しめました。

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人物・団体紹介

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種村季弘

1933年東京都生まれ。57年、東京大学独文科卒。出版社勤務の後、東京都立大学助教授、國學院大學教授など。作家、独文学者、評論家。文学、美術、博物誌、地誌旅行、書誌など、アカデミズムの枠を超越した知的宇宙を構築する。その一方、洒脱で諧謔味に富んだ漫遊記、旅行記、温泉記を得意とする。2004年逝去(本

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