明と暗のノモンハン戦史

秦郁彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569816784
ISBN 10 : 4569816789
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
20

内容詳細

旧ソ連軍資料の大量公開によって見えてきた本当の戦場の姿。ノモンハン研究の決定版!

目次 : 第1章 ノモンハン前史/ 第2章 第一次ノモンハン事件/ 第3章 ハルハ河畔の攻防/ 第4章 第二十三師団、壊滅す―ジューコフの「傑作」/ 第5章 ノモンハン事件の終結/ 第6章 ノモンハン航空戦/ 第7章 ノモンハン情報戦/ 第8章 統計分析と総括/ 第9章 ノモンハン戦敗北人事の決算―無断退却から自決強要まで

【著者紹介】
秦郁彦 : 昭和7年(1932年)山口県生まれ。現代史家(日本近現代史・軍事史)。昭和31年東京大学法学部卒業。同年大蔵省入省後、ハーバード大学、コロンビア大学留学、防衛研修所教官、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。法学博士。平成5年度の菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    満蒙の国境紛争から、日ソの激突に発展したノモンハン事件。本作では1990年代から公開された旧ソ連の一次資料を活用し、ノモンハン事件を分析かつ総括する。従来は機械化されたソ連軍に対し徒手空拳で挑んだ日本軍が完敗とされていた。実際に資料を付き合わせると、被害では痛み分けであった。軍事目的はソ連が達成した。日本には資源がない。不足する物量を精神主義に頼った。対米戦争でノモンハン事件の戦訓を活かせず。事件後の人事も疑問が多い。敢闘した前線指揮官を自決させる。辻政信らの高級参謀や、将官は横滑り。あまりにも不条理だ。

  • 金吾 さん

    ○ソ連側の資料が公開されたことより、損害は日ソほぼ同じであり日本の一方的負けではなかったという筋です。資料を丁寧に分析紹介していたのは良かったです。しかし作戦目的はソ連が達成しているので勝ち負けつけるならソ連の勝利だと思います。戦後人事の片手落ちや上級将校たちの責任転嫁は気分が悪くなるレベルでした。

  • skunk_c さん

    満蒙国境での戦闘について詳述。図も豊富で、特に第2次ノモンハン事件のソ連側の用意周到な作戦に蹂躙されていく様子がよく分かる。秦氏お得意の緻密な統計分析でロシア側から公表されたデータを検討しており、ソ連の戦死傷者がやや多すぎで日ソほぼ同等と評価している。戦争の結果はハルハ河の東に国境を得たソ連・モンゴル側の勝利とするが、人命を省みず力攻めをするソ連、兵器の劣位を精神力で補おうとする日本と、その後の戦い方がすでに現れている。これを反省せず戦争を拡大した日本軍の運命がこの時点で見えていると思うのは跡付けか。

  • maqiso さん

    最近になってソ連の機密が解除され事件の詳細がわかるようになった。国境地帯での小競り合いから第一次ノモンハン事件が起こった。関東軍は事件後も越境攻撃を企み、陸軍中央も強く止めなかった。日ソの戦車部隊がそれぞれ損害を出し、ソ連軍は装備や戦術を改良したが関東軍は戦車の使用を止めた。歩兵主体の日本軍は高台に並んだ重砲に対抗できなかった。戦後、撤退した指揮官へは自決強要が行われた。両軍とも同程度の損害を出したが、国境から押し返された関東軍に対し、スターリンはヨーロッパでの政略に合わせて停戦を行った。

  • 鈴木貴博 さん

    ソ連側の資料がある程度利用できるようになり、またロシア側学者の研究の自由度が広がり研究が進んだことを背景にまとめられたノモンハン戦史。前史・背景解説から事件の総括、その後の人事とそれらがその後に及ぼした影響まで、豊富なデータとともに説く。

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秦郁彦

1932年(昭和7年)山口県生まれ。現代史家(日本近現代史・軍事史)。1956年東京大学法学部卒業。同年大蔵省入省後、ハーバード大学、コロンビア大学留学、防衛研修所教官、大蔵省財政史室室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。法学博士。1993年度の菊池寛賞を受

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