南京事件 「虐殺」の構造 中公新書

秦郁彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121907950
ISBN 10 : 4121907957
フォーマット
出版社
発行年月
2007年07月
日本
追加情報
:
18cm,370p

内容詳細

中国侵略の中で日本軍が最も責められるべき南京事件とは。日本軍の戦闘詳報、陣中日誌、参戦指揮官・兵士たちの日記などの資料を軸に、事件の実態に迫る。初版刊行から20年、大幅に増補した改訂版。

【著者紹介】
秦郁彦 : 1932年(昭和7年)、山口県に生れる。1956年、東京大学法学部卒。ハーバード大学、コロンビア大学留学、大蔵省、防衛庁勤務。プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授などを務める。法学博士。専攻、日本近現代史。1993年度菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nnpusnsn1945 さん

    南京事件に関する資料を読んでおきたいので、本書を読んだ。否定派や大虐殺派にも異を唱えている。多くの資料、証言から読み解き、3〜4万人が不法殺害されたと結論付けた。日本陸軍の失策については、捕虜の扱い方針の欠如(最大の問題点。一応の裁判もせずに勝手に処刑した。そもそも中国人に対する日本の扱いもイマイチなのだが)、占領後の杜撰な軍政(住民保護の計画もなく、自活のための補給さえもない状態)、治安が確立していないのに入城式をしてしまったことが挙げられる。また、将兵への風紀粛正も振るわず、性犯罪も多発した。

  • wiki さん

    「日本が満州事変いらい十数年にわたって中国を侵略し、南京事件をふくめ中国国民に多大の苦痛と損害を与えたのは、厳たる歴史的事実である。それにもかかわらず、中国は第二次大戦終結後、百万を越える敗戦の日本兵と在留邦人にあえて報復せず、故国への引きあげを許した。昭和四十七年の日中国交回復に際し、日本側が予期していた賠償も要求しなかった。当時を知る日本人なら、この二つの負い目を決して忘れていないはずである。」政治と化しては事実を直視できない。歴史考証のもと、何が起きたかを示さんとする本書は信頼に値すると思う。

  • yamahiko さん

    一次資料を基本に、何が、いつ、何故起こったのかを丁寧に分かりやすく、かつ公平に著された良書です。南京事件は起こるべくして「起こしてしまった」虐殺だったと強く感じました。

  • koheinet608 さん

    中国で生活していると、たまに南京事件について聞かれることがある。この南京事件に関しては、個人的には相当量の資料を読み込んだ。今だに深く考えさせられる。一つ思うのは、試しにUS・Amazonで、南京の英語名であるNAN・JINGと入れると、多くの中華系アメリカ人が書いた書籍がヒットする。日本人の書籍は、全くない(JP・Amazonの場合、数百ヒットする)。YOUTUBEでも同様のことをすると同じ結果になる。保守系と呼ばれる人の歴史認識も、もっと海外に向けて行えば良いのにと思うが、やっている人は誰もいない。

  • 河童 さん

    南京事件に関しては虐殺はなかった主張する人もいるくらい、主張に開きがあります。それは事実の認定が曖昧なことが原因だろうと思うのですが、この本では、南京でなにが起きたのか、をなるべく客観的な記録や言明をもとに解き明かしていくというアプローチをとってます。内容はさておき、この姿勢はとても大切と思います。新たな史料が見込めない現状では南京事件の犠牲者数に決め手はないですけど、南京大虐殺はまぼろしだという主張は誤りだとわかりました。

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秦郁彦

1932年(昭和7年)山口県生まれ。現代史家(日本近現代史・軍事史)。1956年東京大学法学部卒業。同年大蔵省入省後、ハーバード大学、コロンビア大学留学、防衛研修所教官、大蔵省財政史室室長、プリンストン大学客員教授、拓殖大学教授、千葉大学教授、日本大学教授を歴任。法学博士。1993年度の菊池寛賞を受

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