フェルメール最後の真実 文春文庫

秦新二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167911478
ISBN 10 : 4167911477
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;16

内容詳細

2018年秋から2019年にかけて、日本史上最大規模のフェルメール展が東京と大阪で開催される。代表作「牛乳を注ぐ女」を筆頭に初来日の作品もあり、大きなフェルメール・ブームとなりそうだ。
オランダのデルフトという小さな街に生まれ、当初はまったく注目されていなかった寡作な画家が、なぜこのように人気を集めるのか。その魅力はどこにあるのか。日本におけるフェルメール展の企画プロデューサーであり、ノンフィクション作家でもある著者が、その謎に迫る。
本書では、フェルメールの評価の変遷を全作品の解説と共に紹介し、作品を動かす「フェルメール・マン」と呼ばれる15人の男たちのシンジケートの存在を初めて公開する。世界的に知られた美術館の花形学芸員たちが虚々実々の交渉を繰り広げ、ある条件が揃ったときにだけ、フェルメールは旅に出る……。読めば、展覧会を観る目が180度変わる画期的なドキュメント。全作品をカラー写真で掲載。全点踏破をめざす人に、保存版ルートガイド付き。

【著者紹介】
秦新二 : 財団ハタステフティング(在オランダ)理事長。これまで数多くの「フェルメール展」を企画、世界の美術館やアーカイブの交流事業に寄与してきた。広島県出身

成田睦子 : 財団ハタステフティング事務局長として、世界中の有名美術館をサポートし、「フェルメール展」の企画に携わってきた。北海道出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hiro さん

    題名からは「青いのターバンの少女」で有名なフェルメールの謎だらけの生涯を作品を通じ、解き明かした本だと勘違いしそうだ。実際はフェルメール企画展プロデューサが日本でフェルメール展を開催するまでの裏側を含めて書かれた本だった。世界中で人気でありながら作品が少ないフェルメールの作品展を行うために、二人のボスがいるシンジケートの一員として、各地の美術館と交渉する舞台裏は、小説では描けないような複雑な人間関係があった。企画展に行ったが、もしこの本を先に読んでいれば、フェルメールに会えたことにもっと感謝したと思う。

  • 佐島楓 さん

    ますますフェルメール展に行きたくなって情報収集したのだが、待つうえに混雑を覚悟せねばならないとのこと。うむむ、海外の所蔵館に行ったほうが断然空いていてゆっくり鑑賞できるのだけど、時間とお金が必要というジレンマも……。こんなことになるのなら、もっとしっかりリサーチしてからヨーロッパに行くんだった。若い頃って愚かだったなぁ……。

  • TATA さん

    読友さんから。日本でも高い人気を誇るフェルメール。寡作の画家であるが、彼の作品を日本に持ち込むことの難しさを生々しく描いた作品。まあ、欧州のコミュニティというのは少なからずこういった内密性があるのだろうが、ある種日本でも同じようなことはあるわけで。外国人との交渉術という点ではなるほど面白く読めました。先日ハーグに行った際に美術館に寄ればよかった。この状況では次にいつ行けることやら‥。

  • らび さん

    やっと明日のチケットが取れたのでフェルメール展行ってきます♡その前に予習と兼ねて読了。如何にフェルメールの旅が難しく、「機は熟す」じゃないけどそのタイミングを掴むことが大変なのか、そして多くの壁を乗り越えてやってきた作品たちを当たり前のように思ってはいけないのだな〜。幸せを感謝しよう。人となりは謎ですが作品の辿った歴史も感じながらじっくり味わってきたいと思います。

  • つーこ さん

    ドラマチックな題名にちょっと騙された感はあります。何が『最後』の、なのか・・。そして『フェルメールの真実』と言うよりも正しくは『フェルメール・シンジケートの真実』でしょうか。でも面白くなくはなかった。フェルメール作品が国を出る事がどれだけ困難であるか、今開催されているフェルメール展がどれだけ奇跡の上にあるかが、よく分かりました。何でこれ読む前にフェルメール展に行っちゃったんだろう!!!

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秦新二

財団ハタステフティング(在オランダ)理事長。これまで数多くの「フェルメール展」を企画、世界の美術館での開催、交流事業に寄与してきた。近年ではドレスデン国立古典絵画館で2021年9月21日より「フェルメール展」を開催した。主な著書に『文政十一年のスパイ合戦―検証・謎のシーボルト事件』(日本推理作家協会

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