アンフェアな国 刑事 雪平夏見 河出文庫

秦建日子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309415680
ISBN 10 : 4309415687
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
408p;15

内容詳細

外務省職員が犠牲となった轢き逃げ事件。ただちに犯人として危険ドラッグ常習者が逮捕される。しかし、新宿署に異動した雪平のもとに「警察が逮捕したのは全然違う人だ」という目撃者からの電話が…。やがて事件を追う雪平と仲間に悲劇が襲いかかり、真相を暴くため、彼女は海を渡る。ベストセラーシリーズ、最新作!

【著者紹介】
秦建日子 : 小説家・脚本家・演出家。1968年生まれ。97年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー。同作は“刑事 雪平夏見”シリーズとして続編とともにベストセラーとなる一方、「アンフェア」としてドラマ&映画化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    上質サスペンス。他の作家の作品として読んだら大満足だったろうが、期待が高すぎたのか。ちょっと残念なのは独特の臭みがなくなったこと。今までは人格崩壊寸前の犯人と雪平が、がっぷり4つに組んで、体力の限界まで組み合っていた。そこには良くも悪くもリアリティの微妙な欠如とこの作家にしか書けない風味があった。本作品はその意味で角が取れて普通の作品になってしまった。でもこの作品好きだけどね。

  • イアン さん

    ★★★★★★★★☆☆日韓を舞台とした刑事雪平夏見シリーズ第5弾。薬物常習者による過失と思われた外務省職員死亡轢き逃げ事件。しかし「運転手は別人だった」とする証言により、事件は混迷を極める。もう一人の被害者はなぜ姿を消したのか。早期幕引きを図ろうとする警察上層部の狙いとは…。事件自体には過去作品ほどの派手さはないものの、かの国を巡る不穏な空気も相まって、緊張感は相変わらず高い。安藤のバディっぷりもシリーズ最高かもしれない。ただ、あれだけ引き≠作っておいて7年以上も放置するなんてアンフェアですよ、秦さん。

  • future4227 さん

    な、なんて終わりかたをするんだ!超いい所で「つづく」みたいな。その先が気になるー。続編すぐ出してくれー。雪平夏見アンフェアシリーズ第5弾。身体的ハンデを背負うことになった雪平だが、凄腕ぶりは健在。今回は日韓関係の現在の微妙な空気を巧みに盛り込んだ作品と言える。たまたま初めて降りた西新井駅のホームでこの本を読んでいたら、雪平刑事が西新井駅に来る場面がちょうど出て来て、なんか運命的なものを感じてしまった。あービックリした。

  • 坂城 弥生 さん

    最後の安藤の決意にはビックリした。

  • ありす さん

    えーっ!何この終わりかた。めっちゃ気になる!これって続編ありってことですかね?そうですよね!?読者の想像にお任せします、じゃないよね?ここに来てとうとう…。外務省職員が亡くなった轢き逃げ事件。すぐに容疑者は逮捕され事件は解決しているかに見えたが、新宿署の組対課に異動になった雪平のもとに「犯人は別の人」と目撃者から情報が入る。ちょっと色々気になる箇所もあるけど、とても面白かった!次作も期待!【シリーズ5作目】

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秦建日子

小説家・脚本家・演出家・映画監督。1968年生まれ。97年より専業の作家活動。2004年『推理小説』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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