天才と凡才の時代 ルネサンス芸術家奇譚

秋山聰

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784875865346
ISBN 10 : 4875865341
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
秋山聰 ,  
追加情報
:
264p;19

内容詳細

ルネサンスを彩った天才から凡才まで、80人の芸術家の数奇な物語。

目次 : 第1部 ルネサンスの光の中に(レオナルド・ダ・ヴィンチ―制作の遅れは芸術家の証?/ ピエロ・デッラ・フランチェスカ―絵の中の注文主/ ペルジーノ―注文主の希望に翻弄された画家 ほか)/ 第2部 アルプスを越えて(アルブレヒト・デューラー―ドイツから来た若き名手の速筆/ ルーカス・クラーナハ―制作をシステム化したドイツの匠/ ハンス・ホルバイン(子)―イギリス国王を魅了した北方ルネサンスの写実画家 ほか)/ 第3部 芸術家の矜持を胸に(ソフォニスバ・アングィッソラ―古代画家の再来を演じた女性肖像画家/ ヤーコポ・デ・バルバリ―技量より学識を/ ロレンツォ・ギベルディ―コンペティションに勝利した気配りの彫刻家 ほか)

【著者紹介】
秋山聰 : 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。ドイツ・フライブルク大学にて博士号取得。東京学芸大学助教授、電気通信大学助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科教授。主な著書に、『デューラーと名声 芸術家イメージの形成』(中央公論美術出版、地中海学会ヘレンド賞、日本学術振興会賞受賞)、『聖遺物崇敬の心性史』(講談社メチエ、サントリー学芸賞受賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 田中峰和 さん

    ルネサンス期の芸術家80人が紹介される。この時期、画家や芸術家の概念は確立されておらず、依頼を受けて作品を仕上げるのが一般的だった。デューラーのように金細工師の息子から画家になった例が多いのは、芸術家の職業が確立されず職人に近かったせいかもしれない。デューラーは当時の常識からしても破格の短い時間で完成させ、その速筆ぶりを誇示したのも、職人としてのプロ意識なのだろう。逆に際立って遅かったのはダ・ヴィンチ。膨大な数の素描が残されているのに対し、完成品は驚くほど少ない。この作画態度こそが彼の天才に起因するのか。

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