ハイデッガーとギリシア悲劇 学術選書

秋富克哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784814004775
ISBN 10 : 481400477X
フォーマット
発行年月
2023年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;19

内容詳細

哲学者のギリシア悲劇論と言えば、アリストテレス、ニーチェのものが知られているが、本書は、ハイデッガーのギリシア悲劇論という、従来ほとんど取り上げられていない主題を論じる。主著『存在と時間』における背景から、講義録や覚書き、さらに近年注目の「黒表紙のノート」までをもとにこの主題に接近し、ハイデッガーの思索の道程を解明するとともに、ギリシア悲劇が有する哲学的、今日的意義を問う。

目次 : 序 問題の所在―なぜギリシア悲劇なのか/ 第1章 歴史、運命、悲劇/ 第2章 アイスキュロス解釈―『縛られたプロメテウス』/ 第3章 ソポクレス解釈(1)『オイディプス王』/ 第4章 ソポクレス解釈(2)『アンティゴネ』/ 第5章 ディオニュソスをめぐって/ 第6章 ニーチェにおける「悲劇」/ 第7章 存在の問いと「悲劇」―歴史的運命としてのニヒリズム/ 結 問題の射程―改めて、今なぜギリシア悲劇なのか

【著者紹介】
秋富克哉 : 1962年、山口県生まれ。1991年、京都大学大学院博士後期課程研究指導認定退学。現在、京都工芸繊維大学教授。哲学専攻。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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