動的平衡 2 生命は自由になれるのか 小学館新書

福岡伸一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098253333
ISBN 10 : 409825333X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
288p;18

内容詳細

身近な話題から深淵なテーマまで、さまざまな切り口で、最新のサイエンスを紹介。読者を「生命の本質とは」という根源的な問題に誘っていく。新書化にあたり、時間についての論考を追加。知的興奮が味わえる「福岡ハカセの生命理論」決定版。

目次 : 第1章 「自由であれ」という命令―遺伝子は生命の楽譜にすぎない/ 第2章 なぜ、多様性が必要か―「分際」を知ることが長持ちの秘訣/ 第3章 植物が動物になった日―動物の必須アミノ酸は何を意味しているか/ 第4章 時間を止めて何が見えるか―世界のあらゆる要素は繋がり合っている/ 第5章 バイオテクノロジーの恩人―大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力/ 第6章 生命は宇宙からやって来たか―パンスペルミア説の根拠/ 第7章 ヒトフェロモンを探して―異性を惹き付ける物質とその感知器官/ 第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?―エピジェネティックスが開く遺伝学の新時代/ 第9章 木を見て森を見ず―私たちは錯覚に陥っていないか/ 第10章 「動的平衡」時間論―世界は流れゆく

【著者紹介】
福岡伸一 : 1959年、東京都生まれ。京都大学卒業後、ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員教授。研究に取り組む一方、さまざまなジャンルの著作を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤森かつき(Katsuki Fujimori) さん

    タンパク質は「貯める」ことができない。これは何度読んでも怖い。せっせと食べねば。興味深い話が続くのだけど、特に、腎臓は濾過しているのではなく汚れた血液を一度全部捨て、後で必要なイオンや栄養分を再回収している、というのが驚愕だった。また、私たちの身体に共生している腸内細菌は重さにして数キロ。分量も吃驚だけれど、腸内細菌が抗生物質でダメージを受ける、と聞いてもっと驚いた。そんなデメリットがあるとは。後、二酸化炭素の温室効果で気温上昇というのが定説だが逆の可能性もあるし関係が無い可能性すらあるらしいことに瞠目。

  • 二戸・カルピンチョ さん

    これ程の生命の未知の部分を解き明かしながらも、行き着くところは人類が自由に扱えない所に踏み込んで行くのですね。プラスミッドというDNAが大腸菌間でパスできるというのが面白い。これが毒性の強い菌、また抗生物質に対するスーパー耐性菌を増やした原因かも知れないと。福岡先生の話は、最新研究はこんなですよ、と終わらずにその先にこう考えられますよ、とさらにワクワクさせてくれるから癖になっちゃうんだな。読む人それぞれの哲学を誕生させるような、そんな本でした。

  • Nobu A さん

    18年初版。「動的平衡」続編。相変わらず感興を唆る筆致。「動的平衡」をどう展開していくのか興味深く頁を捲る。そもそも壮大なテーマだが、福岡本の良さは「パレートの法則」「(ソメイヨシノの)雑種交配」「花粉症」等のキーワードとの関連性を援用しながら話を進めて行く点。行き着くところは福岡哲学なのかなとも思った。科学では解明しきれない生物の神秘。哲学が混入すると収拾がつかないような気がするが、(そして、若干難解になってきた)もう暫く様子を見よう。福岡伸一先生著書6冊目。いよいよ最新刊「動的平衡3」に食指を伸ばす。

  • 活字スキー さん

    【それは因果的に起こったわけでなく、共時的で多義的な現象がたまたまそのように見えているにすぎません。世界は原理的にまったく自由なのです】動的平衡という視点から科学と芸術を愛する福岡ハカセの名著が、加筆修正された手頃な新書で読めるシリーズ二巻。どこまでも計り知れない生命の偉大さを予感させてくれるトピックの数々。その深奥を曇りなき眼で見定めることは容易ではないが、それは同時に、尽きることのない知的興奮の旅でもある。

  • おせきはん さん

    福岡先生による生命の謎に挑むシリーズ第2弾です。生命の問題を考えると思考が哲学に接近するとの考えには同感ですが、かなり噛み砕いて書かれていても、紹介されていた西田哲学の生命観は私には難解でした。「はやぶさ2」がアミノ酸などの有機化合物を持ち帰り、生命の宇宙起源説に一石を投じることになるか「はやぶさ2」の帰還が楽しみになりました。

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人物・団体紹介

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福岡伸一

1959年、東京都生まれ。京都大学卒業後、ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・ロックフェラー大学客員教授。研究に取り組む一方、「生命とは何か」について解説した書籍や、絵画についての解説書、エッセイなどを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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