スパイと日本人 -インテリジェンス不毛の国への警告 -

福山隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784847070303
ISBN 10 : 4847070305
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
315p;19

内容詳細

「スパイ天国」と世界から揶揄される日本。いくら最強の装備を備えた軍隊を保持していたとしても、インテリジェンス無くして国の平和を守ることは不可能だ。韓国駐在武官を終えた直後、韓国内のスパイ事件の首謀者と報道された経験を持ち、インテリジェンスに精通した自衛隊元陸将である著者が、日本人とインテリジェンスの歴史を紐解き、現状に警鐘を鳴らすとともに、熾烈な米中覇権争いの渦中で情報体制の強化を迫られる日本のあるべき姿を模索する。
なかでも、筆者が当時山手線内に駐屯する唯一の実力部隊、第32普通科連隊(市ヶ谷駐屯地)の連隊長を務めた際の部下である清水一尉(当時)が直面した、自衛隊に対するスパイ潜入事件である「反戦自衛官問題」についての第6章は、初めてその全貌が詳細に語られる衝撃の内容である。

【著者紹介】
福山〓 : 陸上自衛隊元陸将。1947年、長崎県生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。1990年外務省に出向。大韓民国防衛駐在官として朝鮮半島のインテリジェンスに関わる。1995年、連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦を指揮。西部方面総監部幕僚長・陸将で2005年に退官。ハーバード大学アジアセンター上級研究員を経て、現在は広洋産業(株)顧問を務める傍ら、執筆・講演活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 田中峰和 さん

    日本でスパイといえば、戦時中の中野学校が思い浮かぶが、戦後GHQに再軍備を恐れられ、全ての情報活動は止められその後の情報戦の遅れの原因となった。著者は地道に自衛隊のエリートとして情報活動を担ってきた人物だけに、戦後の冷戦下の情報活動が赤裸々に語られる。米国への留学時代、中国のハニートラップに狙われた話、自衛隊内の反体制派の活動などが暴露されていて読み物としても楽しめる。反戦自衛官は黒幕の指示で潜入してきたスパイそのもの。スパイが共産主義思想を他の隊員に植え付けるといった活動のようだ。

  • Tomonori Yonezawa さん

    【県立図書館】2021.3.10初版▼序終+全10章、5章ぐらいまでは他でも読んだことあるような。▼全体を通しては面白いが、面白いと苛立ちが交互に来る感じ。なんでかな?と思ってたが感情のトーンが揺れてるからだな。特に終盤は現状ではダメだと怒りを露わにしてした。▼1章レフチェンコ事件での日本側エージェントの呼び名はけっこうなお宝た。著者の、瀬島龍三の見立ては成る程と頷く。▼この本の「序+10章+終章」を膨らませた本が今の日本には必要なんである。その他の章は、こんな本に手を出す人なら多少なりとも読んでるのだ。

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福山隆

元陸上自衛隊・陸将/日本ウェルネススポーツ大学特任教授/元ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員/広洋産業株式会社顧問。1947年、長崎県生まれ。防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊幹部候補生として入隊。韓国防衛駐在官勤務の後、1995年には連隊長として地下鉄サリン事件の除染作戦の指揮を執った。200

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