「人間国家」への改革 参加保障型の福祉社会をつくる NHK BOOKS

神野直彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140912317
ISBN 10 : 4140912316
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
225p;19

内容詳細

財政破綻、地方消滅、社会保障崩壊、果ては民主主義の危機までが叫ばれる中、いま真に必要な改革とは何か。人間の生を最上位に位置付けた「人間国家」が日本を変える――財政・社会保障の大家による提言。

【著者紹介】
神野直彦 : 1946年、埼玉県生まれ。1981年、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学教授、関西学院大学教授などを経て、東京大学名誉教授、地方財政審議会会長。専攻は財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    社会学も財政学も、ホモ・エコノミクスとして人間を純化するのではなく、人間は社会をなして存在するという人間観に立脚しながら、スミスの政治経済学を批判した。財政学はドイツで、ワグナー、シュタイン、シェフレの三巨星が確立。イーリーは新渡戸稲造、片山潜に影響した(44頁)。経済は人間が自然に働きかけ、生存に必要な有用物を入手する営みで、自然環境を巧みにやり繰りすることを含意(65頁)。知識集約産業:知識で質を追求し、人間的な生活を送る産業(78頁)。

  • きさき さん

    ★★★★☆:サクサク読めて、まあまあ勉強になった。問題提起は良いけど、具体的にどう解決していけば良いかが説明されていない。あと、作者はスウェーデンが好きすぎる(笑) どうしたらこれから日本人がもっと幸せに生きられるかを考えてなくてはいけないと思った。

  • うーひー さん

    教育や福祉といった「現物給付」の担い手を、政府から地域共同体に移譲させる。しかもその担い手は、「経済システム」(市場原理)の下に行動するのではなく、「社会システム」のもとvoluntaryな動機で行動する。政府は、課税ベースを拡大しつつ、中央政府と地方政府、社会保障基金政府の三体系に再編成され、ローカルな相互扶助コミュニティを促す。めちゃ明確な国家構想で、説得力あり。ただ、外部者の社会包摂や、どのように人々のOwnershipを醸成させるかについては明確な答えはなく、しかもそれが最大の問題なのではないか。

  • Ra さん

    今後の異動も見据え、己の興味関心のreshapeに取り組んでいたところ、就活直前に読んだ本書を想起し再読。 市場(市場原理の経済システム)・政府(民主主義原理の政治システム)・社会(共同体原理の社会システム。帰属集団であるinformal sectorと機能集団であるvoluntary sectorに大別。)の三位一体的なtotal systemとして現代社会を捉え、その改革を構想する。

  • Hisashi Tokunaga さん

    財政学の泰斗である著者が何故本書を執筆したのか?先ずは「おわりにー曙光を期待してから」を一読して読み始めるのがよさそうだ。「人間国家」への期待とそれに向かうための困難さを知りつつ本著は書き進められたのでないか。神野教授の半遺書的論文で冷めた研究者の熱い情念さえ感じられる著作でした。

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