心霊探偵八雲 10 魂の道標

神永学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041013502
ISBN 10 : 404101350X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
追加情報
:
416p;19

内容詳細

左眼を傷付けられ、八雲は死者の魂を見る力を失ってしまっていた。そんな中、唯一の肉親である奈緒が幽霊に憑依された状態で行方不明になってしまい―。

【著者紹介】
神永学 : 1974年山梨県生まれ。2004年『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。同作から始まる「心霊探偵八雲」シリーズが、若者を中心に圧倒的な支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    前作から5年、経緯を忘れていてそんな大変なことになってたっけ?と驚きつつ読み進む。これまでになく弱気な八雲と、相変わらず頼りない石井刑事。そして あの人さえ弱さを見せる。対して女性たちの強さが光り、気づけば400ページ超もあっという間だった。終盤はこれで完結かと思う流れだったが、あとがきの締めは「待て!しかして期待せよ!」でもあと5年はちょっと待てないかも…。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    9巻から5年たっての新刊。……5年?なんかこちゃこやと外伝とか番外編とか出ていたのでそんなに間が空いているなんて気づきませんでした。読み始めた時に晴香や八雲と同じ大学生だったのに、すっかり年上になってしまいました。この巻は八雲の決意の話。失って得る、遅すぎた父と子の通過儀礼。エディプスコンプレックスからの脱却。否定は肯定へ。失われたもの=母性は戻らない。呪いは祝福へは変わらず呪いのまま。でも別の祝福が与えられたから何処かへは行ける。道標を得た。よかったね。おめでとう。その道標は、失くしちゃいけないものだ。

  • ゆきちん さん

    本編I赤い左眼を傷つけられ心霊が見えなくなった八雲。唯一の肉親の奈緒が霊魂に取り憑かれ失踪。心霊騒ぎが続くマンションと関係はあるのか?八雲は心を閉ざしてしまっている。彼を動かせるのは…少しシリーズが動いた!だって八雲が明らかに変わったもの。不穏な終わりで次が辛い巻になりそうだけど、外伝はいいから早めに本編の続きを出して欲しいー!

  • チアモン さん

    とても大好きなシリーズの5年ぶりの続編。番外編とは違く、晴香と八雲の距離もかなり縮まって、少しほっこりした。次作まではこんなに引っ張らないで欲しい。次は晴香が狙われてしまうのか?私も誰かの道標になりたい!と思える作品でした。

  • ゆき さん

    前巻の発売から、かなり時間が経ってるので色々内容を忘れてるけど、それが気にならないくらい夢中で読みました。左眼を負傷した事によって、幽霊が見えなくなってしまった八雲。幽霊が見えない自分には価値がない、自分の弱さを絶対見せなかった八雲。でも晴香という道標のおかげで、自分の弱さと向き合った八雲。皆に「助けて欲しい」と言った八雲は、決して弱くなったわけではない。人を信じることができた八雲は、希望を持てた八雲は強くなった。

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人物・団体紹介

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神永学

1974年山梨県生まれ。日本映画学校卒業。2003年『赤い隻眼』を自費出版する。同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』で’04年にプロ作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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