ピュア百合アンソロジー ひらり、 Vol.5

磯谷友紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784403671111
ISBN 10 : 440367111X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
344p;21

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読書メーターレビュー

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  • 辺辺 さん

    取り急ぎ、磯谷友紀さんの短編「さようならむつきちゃん」のみ。甘べたな女の子同士のイチャだけのお話と思いきや、かわいいのに切なさもあっての百合作でした。20歳の時に両想いな先輩(女)に捨てられて、その娘さんを猫のように可愛がって、12年後もまた両想いなのに、もう恋したくない臆病さの余りに、無意識に捨てる側に徹してしまった大人の女性の残酷さはいか程に。捨てられたとは言え、娘さんの切ない心理と振られてもお相手の幸せを願っていられるから20にしては既に成熟ですね。猫耳とラムネという魔法のアイテムの使い方も上手い。

  • 辺辺 さん

    お目当ては巻末の木原さん。それでも、マンガは順番に読みましたが、淡々とした女の子同士の友情的な作品集ですね。っで、木原さんはさすが木原さんですね。ふわ甘を期待してはいけない、思春期の乙女心を踏まえつつも、幼いながらも、キャラの人間としての本質、個性を見事に描き切った。傷つきやすいくせに、身近の人に無遠慮で甘え、無意識に相手を傷つく。なのに、憧れの対象に対しては異常なほど関心を持つ様がシビアな辛口でお見事。BLじゃないので、受け攻め関係なしで、左右わからず仕舞いでしたが、長編として続きも読みたくなりました。

  • yuuuming さん

    木原音瀬先生の小説が目当て。女の子同士のきゃっきゃする話じゃなかった…。これは百合なのか?きゃっきゃしてなくても女の子同士の関わり合いであれば百合なのか?自分がこの小説に登場する人物と同じ年だったころにあった、今考えるととるにたらないようなささいなこと、でも当時からすると明日学校に行くことも億劫になるような重大なことがちくちく丁寧に描写されてて、百合でもさすがの木原先生でした。

  • のら さん

    ブクオフ。百合アンソロ。木原さんが載ってた為買。「だってあのこ、ばかだもの」はグループカーストとかまねっことか思春期女子のモヤっとさ全開。ちひろの佐里へのイラっとする気持ちとでも切り捨てられない気持ちがなんだか分かる。きっと何年先も結局避難場所みたいなそういう関係なんだろうなあと思わせられる。挿絵も雰囲気あって素敵だ。漫画はかわいらしい作品多数。一番可愛らしくて好きなのは高嶋ひろみさん「ラブソングと加瀬さん」。笑ったのはTONOさん「ピンク・ラッシュ」。気になる読後感は磯谷友紀さん「さよならむつきちゃん」

  • 卯の花@灯れ松明の火 さん

    毎度執筆される方が豪華です…紺野キタさんに袴田めらさんに、小説に木原さんに…!!全体的にふんわり可愛い作品が多いので、初心者にもオススメ。

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