駒子さんは出世なんてしたくなかった PHP文芸文庫

碧野圭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569901695
ISBN 10 : 4569901697
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
碧野圭 ,  
追加情報
:
307p;15

内容詳細

水上駒子四十二歳。出版社で働く管理課課長。専業主夫の夫と高校生の娘あり。彼女の平穏な毎日に突然降りかかった辞令。しかしそれは、もう一人の女性課長と競い合い、勝ったほうが部長になる、というものだった。異例の昇進に、社内をかけめぐる噂と悪口。足を引っ張る年上の部下と、同性のライバル。セクハラ、パワハラの横行する男社会で、駒子はどう戦うのか。働くすべての人に贈る、痛快お仕事小説。

【著者紹介】
碧野圭 : 愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年、『辞めない理由』で作家デビュー。書店や出版社など本に関わる仕事をする人たちのおすすめ本を集めて行われる夏の文庫フェア「ナツヨム2012」で、『書店ガール』が1位に。2014年、『書店ガール3』で静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    仕事をしているということの大変さを見せつけられたような気がします。セクハラ、モラハラの横行する男性社会の中で働く女性へのエールと受け取りました。

  • よっち さん

    出版社の管理課課長を何とかこなす水上駒子の公平な姿勢が評価され、突然降って湧いた新規事業部署での次長昇進辞令。激変した環境に戸惑う駒子に家庭トラブルまで起きるお仕事小説。平穏な毎日を望んでいたはずなのに、セクハラの尻拭いや次長昇進から発生した問題の数々に加えて、家庭でも生じる専業主夫として支えてくれていた夫の仕事復帰や、息子の不登校問題。何を大切にすべきなのか優先すべきなのか、ままならない悩ましい状況が生々しく描かれていましたが、それでも試行錯誤して前向きに取り組む駒子が迎えた結末には救われる思いでした。

  • 吾亦紅 さん

    出世なんてしたくなかった42歳駒子さんの奮闘記。目配り気配りのできる駒子さんは、出世よりも恙なく仕事をしたかった。しかし、女性の出世は自分のためではなく、職場の理不尽に苦しむ後進のためでもあると気付く。「なんで私が」「私なんて」と下手に卑下するのは、失敗したときの言い訳をしているようなもの、という上司の指摘は、いつも言い訳を探しているような自分自身にもチクッと刺さった。

  • MILKy さん

    発売僅かでBOでGET!書店ガール7巻制覇した碧野圭さんお仕事小説。お仕事女子てより42歳中年、中堅女子奮闘記、が他人事に思えず、面白く読めた。加筆してコロナ禍ver.。元、専業主夫の旦那と高校生の娘を持つ。家庭と仕事の両立。難しいと一言で言い表せないほど困難だと思う。私は専業主婦の家庭で育ったから尚更かな。自分の稼ぎが家庭のメインになるのにも不安があるし。また女性の昇格、役職てテーマも他人事に思えず。私も駒子と同じく出世を心から望まないタイプ。ただ駒子は職場唯一の女性部長の言葉から考えを改めるのだけど…

  • 米太郎 さん

    前向きにもなれるけど、仕事も家族もキャリアもすべて上手く行きすぎな気がする…。

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碧野圭

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネート

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