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黄昏のブッシャリオン カドカワBOOKS

碌星らせん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040723679
ISBN 10 : 4040723678
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;19

内容詳細

その日、世界は得度の光に包まれた―。徳なき荒野に変貌したアフター徳カリプス14年。地には無人の得度兵器が闊歩し、人類を強制成仏へと導く。生き残った人々は、僅かな徳エネルギーの残滓を集めて命を繋いでいた。そんな末法の世界で、採掘屋の二人ガンジーとクーカイは莫大なエネルギーを秘めた「仏舎利」を求めて荒野を走る。出会うのは、徳を生む少女、舎利ボーグ、ブッシャリオン…荒唐無稽な事象に満ちた徳パンクSFが、今開幕!!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しのぶ さん

    タイトルと表紙のインパクトで拝読。第一部完の続き物。カクヨムと言う小説サイトからの書籍化。設定が良く考えられているがちと小難しい。ネタ小説かと思いきや結構SFで好きな人は好きだろう。ノイラと言うヒロイン(ヒロイン?)のこれからが気になるが続きを読むかどうかは皆のレビュー次第か。

  • 活字スキー さん

    お気に入りさんの感想から。初読みの作者による、Twitter小説からカクヨムを経て書籍化された徳パンクSF。予想以上に面白かった。善行による功徳をエネルギーに換え、栄華の絶頂を極めようとしていた人類の七割が失われることとなった大規模な連鎖的集団解脱現象後のAT(アフター徳カリプス)14年。世界は残された人類を強制成仏せしめる徳度兵器が闊歩する荒野と化し、若き二人の採掘屋ガンジーとクーカイは人として「生きる」ため、唯一の希望「仏舎利」を求めて旅立つ。

  • サケ太 さん

    とにかくパワーを感じる作品。新エネルギー、「徳」により繁栄を享受していたしていた人類がそのエネルギーにより滅んでしまう。それでも人類は生きていた。数少ない徳エネルギーをかき集め必死に生きるガンジーとクーカイ。世界の謎と敵。とにかくニューロンを刺激する用語の数々。徳パンクSF。面白いぞ。

  • nyapoona さん

    忍殺フォロワーのように見えるが、実際は「人々の善性を源とするエネルギーは世界を平和にするのか」というテーマに迫ったワイドスクリーンバロックである。イロモノのようだが、実は正統なSFなのでSFマニアにも読んでもらいたい。

  • S_Tomo🇺🇦🇯🇵 さん

    人類の功徳をエネルギーにすることに成功した人類だが、その徳エネルギーが暴走し崩壊した「アフター徳カリプス」の世界を舞台にした徳パンク小説、って何を書いているのかさっぱりわからねぇ(笑)。しかしながら、細部にまで徳に溢れた世界観に完全に痺れた。いわゆるバカな思いつきを極限まで煮詰め、それで照れや開き直りもなく、馬鹿げた世界を愚直に真面目に構築していく手法には作者の仏門に下る他はない。色々と伏線めいた描写もあり、どのような展開になるのかも全く読めないこの物語の続きを早く読みたくて解脱しそう(笑)

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