一瞬の雲の切れ間に ポプラ文庫

砂田麻美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591158579
ISBN 10 : 4591158578
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;16

内容詳細

ある偶然が引き起こした、痛ましい死亡事故。突然の悲劇に翻弄される人間模様を、映画『エンディングノート』『夢と狂気の王国』の監督が独自の視点から描き出した連作短編集。「本の雑誌」2016上半期ベスト1に輝くなど話題騒然の傑作を文庫化。

【著者紹介】
砂田麻美 : 1978年、東京生まれ。映画監督。初監督作品の『エンディングノート』で日本映画監督協会新人賞等、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    転機の齎した物心両面での変化。俊を軸とした比較、対象は自身/子供/親。基準「生命」と、結果「決意」という共通項。受け入れて生きる決意!途中二度、立ち止まった。まず、美里が口にした”弟”という文字を目にした時。次に、浩一の”俊の笛”の件。(前者の解釈は控えるが)後者は、手紙が吉乃の救いになったとは思えず、どうにも腹に落ちない。加えて難解なのが健二。徹頭徹尾、自認もする自己中心さ。比較軸と基準は、明確に他の登場人物とは異なり、決意もなく惰性という感。う〜ん、何ともモヤモヤした読後感。私の読解力の問題かと推察。

  • 馨 さん

    交通事故を起こした女性、その夫、夫の愛人、亡くなった息子の母、事故を見かけた男性の目線で描かれる短編集。関わりのある人たちには一生何らかの形で男の子の死がついて回って行くし、ふとした瞬間や、思ってもみないとき、事故現場を通る度思い出すと思います。過去は消せないけれど自分達は生きていかなければならない辛さ。吉乃さんの話が1番よかったです。吉乃さんに将来幸せが訪れてほしい。

  • スカラベ さん

    小学生の男の子が、ある女性の運転する車に轢かれ死んでしまう。本書はこの出来事を中心に、これを取り巻く5人の視点でそれぞれの物語が語られる。1人目は意外な人物で事故にも直接関わってないので話の先が見えてこない。ここら辺の構成はちょっと新鮮。2人目から4人目までが、男の子の母親、加害者の夫、加害者である妻。交通事故が与える精神的な痛みは、それぞれの立場でその意味合いは違うけれどいずれも重い。その辛い心情をきめ細やかに描いているといった印象。5人目は意外ではあるが、とってつけた様でもあり心に響くことはなかった。

  • さおり さん

    交通事故で子どもが死んだ。加害者の夫の不倫相手、加害者の夫、加害者、そして死んだ子どもの母親、それぞれの視点から話が進み、最後は、そのどれでもない人の視点。「最終章で叫びたくなる!すごい文庫!!」という帯が付いていたけど、私は最終章が気に入らなかったです。子どもが死んだ事故に、「一筋の光」なんてなくていい。というか、ない方がいい、と思ってしまう。

  • momi さん

    ある交通事故にまつわる連作短編集!事故で亡くなったのは小学三年生の児童です。ここでは加害者…被害者の母…加害者の夫などが語ります! 私はこの最終章で…それを知って心が救われたのか疑問が残ります!!母親の気持ちを考えると…よけいに泣けてくる気がしてならない!いまさら…いまさらだよね、と思う!う〜ん。全体的に薄っぺらい印象を受けました。帯の「最終章で、叫びたくなる!すごい文庫!」ってことで購入しましたが…私の心は何も動きませんでした。ただ一言「よけいなことを!」と強く思います。

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