水を抱く 新潮文庫

石田衣良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101250595
ISBN 10 : 4101250596
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
462p;16

内容詳細

初対面で彼女は、ぼくの頬をなめた。29歳の営業マン・伊藤俊也は、ネットで知り合った「ナギ」と会う。5歳年上のナギは、奔放で謎めいた女性だった。雑居ビルの非常階段で、秘密のクラブで、デパートのトイレで、過激な行為を共にするが、決して俊也と寝ようとはしない。だがある日、ナギと別れろと差出人不明の手紙が届き…。石田衣良史上もっとも危険でもっとも淫らな純愛小説。

【著者紹介】
石田衣良 : 1960(昭和35)年、東京生れ。成蹊大学経済学部卒業、広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。’97(平成9)年9月「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、続篇3篇を加えた『池袋ウエストゲートパーク』でデビュー。2003年7月『4TEEN』で直木賞、’06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、’13年『北斗ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ソルティ さん

    エロい!でも愛がある。石田衣良さんの作品はそういうのが多い。この話はやや変態なエロさ。次はどんな事をする?!と気になって一気読み。ナギが変態で奔放だけどかわいくて純。俊也もナギによって開発されていくけど根は真面目だからこの2人は幸せになって欲しいのにストーカーや仕事のクライアント、ナギ自身が障害になる。やっと結ばれた時はこっちまで幸せな気分になった。でもそれだけで終わらないんだな⋯。2人の未来が気になる。「「俊也の馬鹿。もういいから、ちょうだい。ひとつになりたいよ」なぜナギが涙声なのかわからなかった。」

  • 優希 さん

    危険を孕んだ純愛が貫かれていると思いました。ネットで知り合った俊也とナギ。性に奔放なナギ。その姿には狂った熱量すら感じます。それでいながら俊也と関係を持たないのは彼女なりの誠意なのでしょう。最初は淫らに見えたナギが壊れた心を抱えているのを知ってからは凄く苦しかったです。自分の過去から逃れるように過激な行為をしていたように見えました。最後の方が少し駆け足気味になったのが残念ですが、俊也のナギへの想いの強さが伝わってきました。淫らで濃密ながらも純粋な恋愛に充てられたような気分です。

  • あすなろ さん

    時には、危険で淫らな純愛小説を。僕もこういう志向の作品も読みます。奔放さに憧れるなぁ〜。

  • ピロ麻呂 さん

    これはエロすぎて電車では読めない… 深夜までかかってコソコソ読了(^_^;) しかし、これほど誰とでも寝てしまう壊れた女性っている?俊也も結局はそのエロさに惹かれた恋やん… これって純愛かな? 

  • ありちゃん@道東民 さん

    純愛だけど、官能小説ですね。 中々、読み進めるのには苦労しましたが、進めていくうちに、みんな、どこかしらに、ナギや俊也みたいな部分は持っているんじゃないかと思いました。彼ら程の強烈なものじゃないにしろ、性に関しては沢山の形があり、愛した方も型通りではないということですね。ナギのような破天荒にも程がある女性を愛する俊也は、ナギの心を深く愛しているように思いました。深い所で抱きしめているような。ただ、震災のくだりは、余りいらなかったように感じました。

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人物・団体紹介

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石田衣良

1960年東京都生まれ。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞、13年『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞

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