Love Letter 幻冬舎文庫

石田衣良 / 他

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344411043
ISBN 10 : 4344411048
フォーマット
出版社
発行年月
2008年04月
日本
追加情報
:
16cm,222p

内容詳細

ミオカ。きみはそちらで、元気にやっているだろうか。(中略)今のぼくにはひとつの夢があるのだ。いつかどこかの草原に、ぼくはきみの手紙をもっていく。きみの名のようなうつくしい丘を、そこで探すのだ(石田衣良「ありがとう」より)。今、最も輝きを放つ11人の作家が、それぞれの「ラブレター」に想いを込めて描く恋愛小説アンソロジー。

【著者紹介】
石田衣良 : 1960年東京都生まれ。広告制作会社勤務後、コピーライターとして活躍。97年「池袋ウエストゲートパーク」で第三六回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年「4TEEN フォーティーン」で第一二九回直木賞を受賞

島村洋子 : 1964年大阪府生まれ。証券会社勤務を経て85年にコバルト・ノベル大賞を受賞し、デビュー

川端裕人 : 1964年兵庫県生生まれ、千葉県育ち。日本テレビ勤務を経て、98年「夏のロケット」でサントリーミステリー大賞優秀賞を受賞しデビュー。豊富な自然科学の知識を生かした作品や子供を題材にした作品に定評がある

森福都 : 1963年山口県生まれ。広島大学卒業。96年「長安牡丹花異聞」で第三回松本清張賞、「薔薇の妙薬」で第二回講談社ホワイトハート大賞優秀賞を受賞

山崎マキコ : 1967年福島県生まれ。明治大学在学中にライターデビューし、その後「月刊アスキー」などのパソコン誌やWebサイトに連載を持つ。2002年、処女小説『マリモ』で注目される

前川麻子 : 1967年東京都生まれ。舞台・映画女優を経て、2000年、「鞄屋の娘」で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー。現在はプロデュースユニット「アンファン・テリブル」を主宰、小劇場を中心に女優・脚本家としても活躍している

中上紀 : 1971年東京都生まれ。99年「彼女のプレンカ」ですばる文学賞受賞。小学校の卒業旅行として父・中上健次に連れられて行ったフィリピンへの旅がきっかけとなり、アジアの国々に興味を持つようになる

井上荒野 : 1961年東京都生まれ。成蹊大学卒。89年「私のヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。2004年「潤一」で第11回島清恋愛文学賞を受賞

桐生典子 : 新潟県生まれ。青山学院大学仏文科卒。フリーライターなどを経て、『わたしのからだ』で作家デビュー

いしいしんじ : 1966年大阪府生まれ。京都大学文学部仏文科卒。2000年『ぶらんこ乗り』から小説に専念、03年「麦ふみクーツェ」で第18回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    11人の作家による「ラブレター」に想いを寄せたアンソロジー。初めましての作家が多くて読んでいて楽しかったです。それぞれの恋心がこもっていて素敵でした。手紙が珍しくなった時代、殊更ラブレターというのが憧れです。石田衣良さんの『ありがとう』は『美丘』のスピンオフだったのですね。丁度手元にあるので読んでみようと思いました。伝えたい想いが文章として表現された特別な手紙、ラブレター。一生の宝物になるでしょう。

  • りゅう☆ さん

    海外に行った恋人から送られるカード、15年前にラブレターと気付かずもらった思い出、女友達に送られた真相、婚姻届の最後の保証人への思い、心の中で自分に送る恋文、読めない言語で綴られた手紙、虫歯の薬みたいなもの、永遠に投函されることのない手紙。石田衣良さん「美丘」の続編「ありがとう」で再び胸いっぱいになり、オーロラに思いを託した桐生典子さん「竜が舞うとき」が切ないながらも相手を思う気持ちが充分伝わってきた。「手紙を書く喜び、自分の手紙を待ち受ける相手がいる幸せ」たまにはメールじゃなくて手紙で伝えてみようかな。

  • ユカ さん

    読友さんに、石田衣良さんの「美丘」スピンオフが読めると聞いて読みました。一本目がそれで、読みはじめてすぐ、思い出してうるうるしてきて、電車で読んでたものだからしゃくりあげるわけにいかず、後回しにして次の作品へ、なんてやりました。印象に残ったのはもちろん号泣の石田衣良さんの「ありがとう」と、桐生典子さん「竜が舞うとき」。桐生さんの作品は、石田衣良さんのとは逆の立場からのもので、やっぱり最後は泣いてしまった。ラブレターか。残ってしまうから恥ずかしいけど、思いを精一杯つめこんだら出せても出せなくても宝物になる。

  • ワニニ さん

    お雛様を出そうと思った時、ついタンスの上を整理しちゃったら、出てきましたよー、結婚前の手紙。はっきり言って赤面モノで、即捨てようと思ったけれど、手紙どころかメールすら打たない夫の、貴重な作品?が出てきたので、一応取っておきました。何かに使えるかもしれないし?Love Letter、普通は当人同士しか読まないものですが、作家さんが書いたそれは、読まれること前提ですから。手紙そのものより、手紙に纏わるストーリーがイイ感じでした。赤面するのは、あまりに素直な自分の気持ちが書かれているから?それが大切なのよね。

  • あつひめ さん

    表紙がとってもかわいくて…まずはそこで大満足。ページを開けば石田さんの「美丘」に会えて、またまた大満足。そして初読み作家の川端さん、森福さん、前川さんの作品に心をドキッとして、このお三方をもっと知りたくなった。アンソロジーの良いところですね。手紙ってメールのように見えない空間をスーッと飛ばされていくものと違って時の中を運ばれていく。たくさんの人の手に触れられながら。ラブレターは、今の事を思いながら書くのか、未来の事を思い描きながら書くのか…どの作品もキュンとした。石田さんの「ありがとう」がダントツ。

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