きつねの遠足 石田千作文集

石田千

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864880312
ISBN 10 : 486488031X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年09月
日本
追加情報
:
277p;20

内容詳細

目次 : 1 ひとのふんどし(恩あるひとびと/ いじわる礼賛 ほか)/ 2 りんごの本箱(りんごの本箱/ 庭を見つめて ほか)/ 3 ことばはなれて(列車/ 星ぼし ほか)/ 4 いつでも会える(焼き豚/ 踏切びいき ほか)/ 5 きつねの散歩(とりを聞く/ 選句の神殿 ほか)

【著者紹介】
石田千 : 1968年、福島県生まれ、東京育ち。國學院大學文学部卒業。2001年に第一回古本小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pino さん

    千さんは初めての学芸会できつねの役を演じたと言う。 タイトルのきつねとは千さんのことかな。表紙に前脚をヒョイと差し出しているきつねが三匹。何だか楽しそう。私もヒョイと遠足に参加することにした。千さんの言葉はふわふわ。捕まえようとするとヒョイと逃げる。そうしているうちに千さんの愛読書を楽しみ、お酒の席にお供し、落語を聞き、池で白鳥のボートに乗った。選句の神殿も拝見。千さんが掬い取った事どもに当てられた言葉は揺らぎ響く。真似のできない魅力的な作文集となっている。へっぴり相撲と謙遜なさるが、私はヒョイとかわす。

  • nico🐬波待ち中 さん

    石田千さんの文章が好きだ。ふんわり優しく、物事から程よく距離をおいて見ている感じが心地好い。「作文集」と副題にある通り、エッセイや書評、詩と石田さんの色々な表情を読むことができた。ーー幸福には、手本もはやりもない。きっと、じぶんを励ましほほえませることを、むずかしく思わないほうがいい。ひとは、しぜんに日々のなかで、宝の種をまき、水をやることができる。気づかぬうちにやわらぐ表情は、静かに滋養となり、からだをいたわるーーちょっと元気のない今の私にとって、この文章は心に染みる。

  • ゆのん さん

    読友さんのレビューで知った石田千さんの本も今回で3冊目。下町で力を抜いて暮らすエッセイに共感を覚え、静かで優しい文章に心惹かれ大好きな作家さんとなった。今回の『きつねの遠足』は作文集。作者のお気に入りの本や画家、劇、音楽などについて語られているが、その文章は確かに作文調。他にも詩や散文もあり今まで読んだ2冊とは違った魅力に溢れた1冊。次は小説を読んでみようと思う。8

  • 青豆 さん

    飾らない素朴な言葉で綴れたありきたりな日々の中にある、豊かな時間。からりと晴れたら町に出て、風邪をひいたら本を読む。思うまま、気ままな生活。銭湯、寄席、銀座のバアでも商店街でも、いつも何かに手をひかれ、必ず誰かと巡り会う。偶然という小さな奇跡の積み重ねに感謝しつつ、自分に正直に生きる姿勢が素敵。「幸福には手本も、はやりもない」という一文が心に深く染みた。

  • はこ さん

    読んだ本のこと、食べること、詩があったり。もちろん日々のことも綴られていて、石田千さんの文章はやはり素敵だ。「水にひたした豆がふくらむまで、一冊の本の長旅をめぐらせてみる」こんな風に暮らせたらと思います。

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人物・団体紹介

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石田千

福島県生まれ、東京都育ち。2001年、「大踏切書店のこと」で第1回古本小説大賞を受賞。「あめりかむら」、「きなりの雲」、「家へ」の各作品で、芥川賞候補。16年、『家へ』(講談社)にて第3回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。16年より東海大学文学部文芸創作学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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