ヒトラーとナチ・ドイツ 講談社現代新書

石田勇治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062883184
ISBN 10 : 406288318X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
368p;18

内容詳細

ヒトラーはどのようにして大衆の支持を得て独裁者となり、未曾有の大虐殺を引き起こしたのか。その歴史を知るための決定版の本。

【著者紹介】
石田勇治 : 1957年、京都市生まれ。東京外国語大学卒業、東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了、マールブルク大学社会科学哲学部博士課程修了、Ph.D.取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)教授。専門は、ドイツ近現代史、ジェノサイド研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • どんぐり さん

    アドルフ・ヒトラーが政権の座にあった1933年から45年までの12年間、ナチ・ドイツがどのように築かれ、ホロコーストを引き起こしたのか、ナチ時代を検証した本。ナチ独裁の特質である非常事態とプロパガンダ、少数派の排除、警察権力の拡大の「ナチ体制」と、極端なレイシズム(人種主義)と優勢思想・反ユダヤ主義による「ホロコースト」を考察している。なかでも面白かったのは、ナチ体制がヒトラーの単頭支配(モノクラシー)ではなく、ヒトラーのもとで互いに競合し、「何よりもヒトラーから評価され、信頼を得ることを切望していた」多

  • だんたろう さん

    まず、今日1月27日はアウシュビッツ強制収容所が開放された日だそうだ。本書はヒトラーが政治家を目指してから自死するまでが詳しく記されており、専門家から強く薦められているものである。ドイツ国民はヒトラーに騙されたと目にすることがあるが、本書を読むと国民がヒトラーを後押しした感もある。WWI後の賠償金負担や世界恐慌が重くのしかかり、その打開のみを国民は求めていた。それ故に熱狂を生み、間違った方向に全体で進んでしまった。経済が人間を狂わすのは現在も同じで、75年経った今も進歩していない人類に恐怖を感じる。

  • 1959のコールマン さん

    ☆5。内容は端的に言えば最新の研究を元にヒトラーとナチスをまとめ直したものだが、実に内容が深い。新書という制限の中でこれだけの深い内容を書けた著者に敬服する。ただ、私は読んでいる時に度々酷い寒気を感じた。有名な本のタイトルじゃないが「これが人間か・・・」と呟いていた。私自身として意外だった点は、最近の研究ではヒトラーはガチガチの反ユダヤ主義者になったのが30才、しかもカール・マイヤーが開いた研修コースに参加した1919年6月以降、という事。そして、同年8月末には「教育将校」としてデビューしている。早い!→

  • 十川×三(とがわばつぞう) さん

    良書。ヒトラーと、WWTからWWU終戦までのドイツ。▼民主主義国家が大きく道を踏み外していく過程、ホロコーストを行なった側の観点、独裁者ヒトラーとは、が知ることができる。▼ナチ党はちゃんと選挙で選ばれている。第一党になってから暴走が始まる。「総統」を創設。▼独国民はユダヤ人「追放」は支持したが「虐殺」は支持していない。

  • Nobuko Hashimoto さん

    今学期、本を読む演習では、手始めにスナイダーの『暴政』を精読している。現代の私たちが、歴史に学ぶべきこと、暴政を見過ごさないための心構えが書かれた本で、ナチ時代のドイツの事例がよく引かれているので、本書を復習。細部を確認するのにうってつけ。なぜ文明国ドイツにヒトラーの独裁政権が誕生したのか、「ヒトラーだっていいこともした」という言説は本当かといった疑問に、ていねいに、かつわかりやすく答えてくれる。結構な分量だが、非常に読みやすく、ナチ時代のドイツをさらうのに良い。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

石田勇治

東京大学名誉教授、ドイツ近現代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品