誰か助けて 止まらない児童虐待 リーダーズノート新書

石川結貴

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903722306
ISBN 10 : 4903722309
フォーマット
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
18cm,249p

内容詳細

虐待に走る母親の心には一体何が起きているのか。変化する家族、親や子どもが抱える悩み、主婦の現状などを自分の目で確かめてきた筆者が、児童虐待の凄惨な現実を訴える。今、私たちにできることは何かを考える書。

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読書メーターレビュー

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  • kana さん

    怖いけど、読むのをやめられない熱量を持った本でした。たとえば虐待をする瞬間の心情の描写。前髪を自分で切ろうとして、失敗して取り繕おうとして更に短く不恰好になり、イライラして、全部やり直したくなる感覚に似ていると、ある母親は言うのです。行為自体は許されざることですが、妙に理解できてしまうリアリティがあり、その気持ちの奥底にあるものにもっと近付きたいと感じます。これは著者が虐待という救いようのない大きな社会問題に、心折れずに徹底的に取材し続けたからこそ引き出せたリアルな感情ではないかと。私に何ができるだろう。

  • ステビア さん

    当事者たちの生々しい声が載せられているのが特徴。

  • 加藤久和 さん

    子供の虐待のニュースに接する度に行政の怠慢に憤りを感じていたのだが、そんなに単純な問題ではないことをこの本を読んで知った。もちろん行政のシステムに不備は多々あるだろうが、児童虐待への対応には独特の困難さがつきまとう。どんなに冷酷で残虐な親であろうとも、子供にとっては唯一無二の存在であり、また親にとっても子供はかけがえのない未熟な分身である。法や行政の力で両者の間に割って入り、話し合いでもって解決するという訳にはいかない。事態は絶望的に思えるが、まずは多くの人がこの本を読んで児童虐待を巡る現実を知るべきだ。

  • こばまゆ さん

    虐待される子どもたちを、どう助けたらいいのか?保育所や、児童相談所からも、助けて!誰か助けて!の声が・・児相の対応のバッシングがよく取り上げられ、私も、児相はどうして、すぐ保護しなかったの?と思う事もあったけど、なるほど、こういうわけだったのか。。と。児相の児童福祉士さんこそ、この現状に、胸がつぶれそうな思い出駆けずり回ってるのだろうな・・と思った。「日本には、子ども達をケアするシステムがほとんどない。それが、やりきれないんです」なんとも、胸が苦しくなる現状だ。

  • oedococo さん

    最近の児童虐待のニュースを見るたびに、なんでもっと早く助けられないのかとか、学校や幼稚園等の教育者や行政は一体何をやっているんだ!と腹を立てていた。しかし、この本を読み進めるうちに、親と子の関係性はもちろんのこと、それを取り巻く複雑な環境や法的整備・システムの問題、根っこの深さを感じ、やるせない気持ちになった。しかし、周囲の力でなんとしてでも、一人でも多くの被虐待児を救う取組がなされないと、人の住む社会でなくなってしまう気がしてならない。本を読み、さらに家族社会学を知ろうと思った。

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石川結貴

ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに書籍の刊行、雑誌連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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