砂糖と安全保障 TPP参加が領土問題を勃発させる

石川知裕

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062177832
ISBN 10 : 4062177838
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
198p 19cm(B6)

内容詳細

日本は現在、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の意向を明らかにしている。しかし、この協定の最終的な目的は、あらゆる輸入品の関税をゼロにして経済的な国境をなくすことだ。はたしてこれを受け入れると、日本の経済は再び元気になるのか。第2の尖閣問題のタネをまくことにならないのか。こんな疑問を、衆議院議員で農政・農業に詳しい石川知裕氏が、「砂糖」を例に読み解いてゆく。実はTPP参加は、わが国の農業はもちろん、安全保障にまで悲惨な事態をもたらすのである。

目次 : 第1章 TPP参加で日本から砂糖がなくなる(東京拘置所の「キットカット」/ TPPに参加しないと「世界の孤児になる」 ほか)/ 第2章 砂糖大国VS.日本「甘くない」闘い(世界の生産量も消費量も激増中/ 価格は上がったり下がったり ほか)/ 第3章 安全保障と砂糖「その深い関係」(TPP参加で離島から人がいなくなる/ 中国漁船衝突事件が教えてくれたこと ほか)/ 第4章 特別対談 橋本仁(糖業協会理事・農学博士)×石川知裕「砂糖は体に悪いのか」(砂糖を食べると太るのか/ 砂糖でダイエット!? ほか)

【著者紹介】
石川知裕 : 1973年北海道足寄郡足寄町生まれ。早稲田大学商学部在学中から、小沢一郎邸に住み込み、大学卒業後は私設秘書として働く。2007年、衆議院議員となり、09年再選を果たして現在2期目、衆院農林水産委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マルヤマ さん

    現在公民権停止中、石川知裕元衆議院議員の著。 著者の地元と繋がりの深い砂糖の、産業・国防としての重要性を解説している。 かなり分かりやすい文章だと思います。期せずして、昨日TPPの年末発行が閣議決定されました。糖業含め国内産業への影響を注視していく必要があります。

  • 叛逆のくりぃむ さん

     我々の生活に身近であるにも關はらず、實は余り知られてゐない「砂糖」を取つ掛かりに、TPPや離島の問題を論じている。安全保障の問題は、軍事の觀點のみ論じられがちであるが、生活や食料といつた「社稷」の觀點からも論じる著者の姿勢に好感が持てた。

  • S.Borodino さん

    1章ではTPPによって日本の食糧、とりわけ砂糖がどうなるかということを主産地、北海道と沖縄・鹿児島における実状に照らして紹介。2章では他国、とりわけオーストラリア、ブラジルにおけるサトウキビ産業の実態を紹介。併せてオーストラリアの潜在的脅威、そして日本が砂糖の関税を残したままにするのは難しいこと等が書かれている。(砂糖の他に保護する品目が多いため)私は、ブラジルにおけるサトウキビ利用エネルギー政策に興味を持った。3章は、サトウキビ産業衰退後の過疎化をよくある中国脅威論と結びつけた内容であまり面白くない。

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