人物戦後政治 私の出会った政治家たち 岩波現代文庫

石川真澄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006031947
ISBN 10 : 4006031947
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
15cm,260p

内容詳細

一九六一年、朝日新聞政治部員として池田内閣の大平官房長官から取材して以来、名政治記者として知られる著者はどんな政治家を取材してきたか。池田勇人、川島正次郎、佐藤栄作、江田三郎、西尾末広、土井たか子。五五年体制下の有力政治家たちの活躍をかぶりつきで見た証言は、戦後政治史の実像を伝え、日本政治の今を問いかける。

目次 : 第1章 戦後保守政治の二大潮流(戦後価値への順応―池田勇人氏と秘書官グループ/ 戦後価値への逡巡―佐藤栄作氏の長期政権)/ 第2章 官僚政治への同調と反発(誇り高き“政治プロ”―戦前派の党人たち/ 「土建国家」の生成―戦後派の党人たち)/ 第3章 社会主義の幻想(「労農派」の伝統―佐々木派と社会主義協会/ 挑戦と失敗―江田三郎氏と構造改革派)/ 第4章 1・1/2政党制の外側(未遂の社会民主主義―民社党の失敗/ “唯一の革新”―日本共産党/ 参議院という別世界)/ 第5章 新しい時代を創る(混沌の中を泳ぐ―土井さんを中心に)

【著者紹介】
石川真澄 : 1933‐2004年。1957年九州工業大学機械工学科卒業。朝日新聞社に入り、政治部記者、編集委員(政治担当)などを歴任し退職後、新潟国際情報大学教授、桜美林大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Francis さん

    すぐれた政治記者だった石川真澄氏の見た政治家の実像を記す。佐藤栄作、田中角栄などの自民党の大物政治家ばかりでなく、社会党、民社党、共産党の政治家が取り上げられているのも注目すべき点。若き日の菅直人氏がちらりと出てくるのは石川氏の先見の明かも。昔の政治家は今の政治家に比べると器が大きかったんだなあ、とつくづく思う。いわゆる政治改革がむしろ政治の混迷をもたらした観のある今日、この本を読む意義はとても大きいと思う。

  • Ryueno さん

    名記者、石川氏が見た政治家の逸話の数々が載せられている。自社両党のみならず、民社党や共産党などの政治家についても触れてあり、大変面白い。

  • 麦茶 さん

    石川真澄は熱がこもった文章を淡々と書くことに長けてる記者だと理解してるのだが、この人物評にこそ石川の真髄が表れてたように感じる。田中角栄から菅直人まで当時存命中だった政治家を含めてもその魅力や欠点はよく伝わってきた。 その一方で淡々と理屈を説明してるところがあってそこも面白かった。日本に社会民主主義が根付かなかった理由として「社会主義一般はともかく、ソ連型社会主義や中国の文化大革命、北朝鮮の主体思想などに対して敬意を払い、疑問をもっても寛容であった日本の思想風土のようなもの」を挙げている。実に重い一節だ

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石川真澄

1933‐2004年。朝日新聞社政治部記者、同編集委員(政治担当)などを経て、新潟国際情報大学教授、桜美林大学教授を歴任

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