ボクの彼氏はどこにいる? 講談社文庫

石川大我

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062762939
ISBN 10 : 4062762935
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,285p

商品説明

同性愛であることに悩み、認め、カミングアウトしていく さわやかで感動を呼ぶ青春記
40ページ超の文庫のための書下ろし収録

「彼がゲイであるかどうかなど、最初から問題ではなかったのだ。この本のペパーミントのような爽快さのなかにあるシンプルな真実に、きっと誰もが胸を打たれることだろう。」――<石田衣良(解説より)>

アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり――著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。同性愛の人はもちろん、異性愛の人にも勇気と希望を与えてくれます。

内容詳細

アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり―著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。

目次 : 序章 ボクがボクであること/ 第1章 思春期よ早く終われ!/ 第2章 カミングアウト/ 第3章 ボクの「居場所」/ 第4章 友だちとの連鎖/ 第5章 手、つなごっか??/ 新章 それから―文庫のための書下ろし

【著者紹介】
石川大我 : ピアフレンズ代表。1974年東京都生まれ。明治学院大学法学部卒業。中学生のときに自分は同性愛者だと気づくが、悩みながら思春期を過ごす。2000年、「すこたん企画」(現・すこたんソーシャルサービス)に参加。’02年本書で実名カミングアウト。’05年、「ピアフレンズ」代表として独立。“孤立した当事者をつなぐ”ため全国でイベントを開催する。NHK教育テレビ「ハートをつなごう ゲイ/レズビアン編LGBT編」に出演中。全国の大学や高校などで講演活動も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 佳音 さん

    めちゃくちゃよかった。ふつーの男の子(イケメンではあるが)がふつーに恋をする。当たり前のこと。なのに、そのトキメキは、恋を知った少年時代の彼を苦しめるほどやっかいだ。彼女じゃなくて彼氏を求めているから。「ボクは彼氏がほしい」とさらっと公言できる世の中じゃない。しかし、槙原敬之の歌の中の「キミ」が中性的なように、本来、自分の愛する相手が「キミ」であれば、どこのだれでも良いのかもしれない。著者の彼が望んでいることだが、どこかで彼氏がほしいと自覚した少年が彼の本を読んで、安心感と共感を得ることを望む。

  • さよちゃん さん

    読み始めてすぐ違和感を覚えたのですが、この本は初版が2002年、いまから13年前なのですね。彼と比べたら、スマホを持つ現代の青少年たちは、同類を見つけやすいでしょう。でも本名でこの本を世に出した石川さんの勇気に励まされた若い人はたくさんいたでしょう。ネットやスマホには弊害や問題も多いけれど、出会うことが出来ないでいた人と人を結ぶ素敵な機能もあるんだなあ、と思いました。マイノリティーの人たちが生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会だと思います。そんな社会を望みます。

  • わかば さん

    現在は都議会議員として活躍する著者が20代の時に出した本。同性愛者でありながらそれを隠して過ごした思春期や、インターネットをきっかけにゲイとして歩み始めた2年間が綴られています。冗談混じりに軽いタッチで書かれているのでとても読みやすいですが、考えさせることは色々。解説の石田衣良さんの「変わらなくてはならないのは多数派の僕たちの方ではないか」という言葉に本当だなあと激しく同意。「普通の」人にこそ読んで欲しい一冊。まだまだ偏見の厳しい日本で頑張る著者にエール!

  • ここまま さん

    目からうろこの読書体験でした。偏見のない曇りなき眼で世界を見渡そう。もっと世界は輝いて見えるだろう。

  • 森本コスオ さん

    文庫版書き下ろしのあとがきに出てきた大学生の一言が、この本の存在を表していると思った。石川大我さん著書初でした。実名を明かしてゲイであることを綴ったこちらを、九割野次馬・好奇心だけで手にしたのに、かなり打ちのめされました。社会に蔓延る"常識"に、確固たる檻を宿して生活していた少年時代。世界は息苦しい。だけどそれは自分を肯定することで変わって行く。それを教えてもらえただけでも、読んでよかった。私は昔のトラウマから自己否定ばかりしているから。石川大我さんと住む世界は違えど、勇気をもらえた作品だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品