石川啄木 ちくま日本文学

石川啄木

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480425638
ISBN 10 : 4480425632
フォーマット
出版社
発行年月
2009年03月
日本
追加情報
:
15cm,475p

内容詳細

文学アンソロジーのひとつの到達点として高い評価を得た「ちくま日本文学全集」を、文庫サイズで新装刊。明治から現代までの日本文学作家ベストセレクション。本巻は、石川啄木の作品を集成。

【著者紹介】
石川啄木 : 1886‐1912。岩手県生まれ。本名一。早くより詩才を発揮し、20歳のとき詩集「あこがれ」を発表。生活苦のため函館、札幌、釧路などを転々としたのち上京、小説家をめざして「雲は天才である」「鳥影」などを書いたが失敗。この間に試みた三行書きの短歌で新機軸をひらく。大逆事件を契機に社会主義思想に接近、「時代閉塞の現状」など鋭い時代批判を書きのこした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    日常を素直に短歌に綴った歌人としてしか知らなかった石川啄木。しかし、時代批判の評論家としての一面も持っていた。評論の方がエッジが利いていて面白い。特に日露戦争の勝利で大国として自惚れつつあった日本の本質や同一を目指す教育の瑕疵を突いた「林中書」は惚れ惚れする程の切れ味を誇ります。日記では結構、人の悪口を書き綴っている。特に援助したのに「創作のために彼に冷たく、接しなければ」と書かれた金田一氏と貶される吉井ェ。だが、あの「ローマ字日記」も出版もされたと知るとプライドの高さ故に憤死し兼ねないのではないか・・・

  • ころこ さん

    遠い風景に文学を見ずに、近くの手を見る。古来、花鳥風月を読み近代文学は風景に心情を託したように、遠くを眺めることが多い日本の伝統の逆張りである身体に文学をみるというのが啄木の詩の特徴です。しかし、評伝を読む限り、彼の持ち味はじつは詩にはなく、失敗し続ける不遇な人生とその余白に生まれたローマ字日記や手紙が一体となったテクストにあるのではないかと思います。詩のテクストを読むだけでは分からない発見があったので、場合によっては評伝を読むことでテクストの外を補う必要があることも勉強になりました。

  • 津野1号 さん

    おもしろかった。

  • 還暦院erk さん

    図書館本。苦労して精読読了。啄木の短歌は儚げで珠玉のことば芸術だと思ったが、小説が小難しくて…。そして評論は、「八方塞がりの夏目漱石」…?現代に通じる社会状況の把握力の凄さは天才的だけど、洒脱さが無いため息苦しい。ところで、この作品集には例の『ローマ字日記』は殆ど含まれていないが、乙女がこれを啄木読みの最初にすると「えーなにコイツさいて〜」と嫌っちゃうきっかけになりかねない(大昔のわたしがそうだった!激おこ)。人格や生活能力と芸術的感性って別物なんだよなぁ…しみじみ。

  • あなた さん

    短歌がよく書けた。詩もよく書けた。評論だっておてのものだった。日記も有名になった。けれども、小説がうまくできなかった。啄木はなによりも小説家になりたかった。だから、ひげの同僚に嫉妬した。「漱石」をうらやむとともにヒゲに対してもコンプレックスをいつしかもつやうになつてゐた

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