軌道エレベーター 宇宙へ架ける橋 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

石原藤夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150503543
ISBN 10 : 4150503540
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,217p

商品説明

近未来の宇宙輸送システムの原理と技術を紹介する科学解説書の決定版、待望の文庫化!

内容詳細

地上と静止軌道以遠をむすぶ軌道エレベーター。クラーク『楽園の泉』など、クリーンで効率のいい宇宙への往復移動手段としてSFでは必須のアイテムである。宇宙の商業・軍事利用が語られるようになって、実現へむけた具体的な活動も近年増えている。この近未来の宇宙輸送システムの原理や建設に必要な素材や技術をわかりやすく解説した名著を、宇宙エレベーター協会会長・大野氏と金子氏の対談を追加して待望の文庫化。

目次 : 第1章 軌道エレベーター登場す!(ロケットには限界がある/ それは極端に細長い人工衛星だ!/ 軌道エレベーターの起源とSF界への進出)/ 第2章 軌道エレベーターのテクノロジー(どんな材料が必要か?/ どんな方法で建造するのか?/ どうやって安定させるのか?)/ 第3章 軌道エレベーターの新展開(地球以外の惑星ではどうなるのか?/ 月と地球を結ぶ方法がある!/ 静止軌道をもちいないアイディア)

【著者紹介】
石原藤夫 : 1933年東京都生まれ。早稲田大学第一理工学部卒、工学博士。NTT研究所を経て、玉川大学工学部教授。ミリ波通信・衛星通信などの研究に従事するかたわら、小説や科学解説を多数執筆。とくに日本有数のハードSF作家として評価が高い

金子隆一 : 1956年兵庫県生まれ。中央大学商学部卒。古生物学、進化論から、宇宙開発や最新宇宙論まで先端科学に広く深く詳しいサイエンスライター。コミックやアニメの科学考証も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoi さん

    地上から宇宙へ飛び出すようなエレベーターを作る....。壮大にして野心的なプロジェクト”軌道エレベーター”。その入門書的な本。”テーペ比”、”脱出速度”等、繊細な文学少年少女を悩ます数式が頻出するが、アイデアはとかくシンプルで分かりやすい。宇宙へ行きたい。そのためならなんでもできる、アンビシャスでユメミゴゴチな現生地球人類の魂を重力から解放してくれること、うけあい。

  • 姉勤 さん

    地上と宇宙をつなぐ「宇宙エレベータ」。地上からコツコツ積み上げるのでなく、静止衛星軌道上から地上に向かってケーブルを垂らし、それを太くする様に構造物を構築の後移動ユニットを設けて出来上がり。前半は発展史(机上)をメインに。後半は対月、対惑星の移動手段としての軌道リング、簡易カタパルトとしての応用発展を説明。あっさりした本ながら、内容は深い。ロケットが、東京博多間新幹線を一回きりで使い捨てるコストで例えられて正直無駄だなと。ただし、実現には技術面よりも、調和より紛争を選ぶ人間のメンタル面の問題が大きい。

  • Miyako Hongo さん

    時点軸と公転軌道が直交していない惑星で、軌道エレベーター作るとどうなるかが知りたくて購入。軌道リングと言うのが有望そう。 □原理と歴史と建設方法とバリエーション。個人的にはおおざっぱな数字が知れたのが収穫(地球直径より長いのね)。場所はモルジブ諸島が最適だそうな。あとバリエーションのイラストがいい感じ。宇宙ネックレスのリング都市って、リングワールドの原型だよね。 □『楽園の泉』最後に”カーリダーサの塔”と呼ばれるとこしか覚えてない。読み直すかな。

  • 緋莢 さん

    何と元本は1997年刊行。ただし、この文庫が刊行された2009年までの情報も本文に加筆されています。なので、特別、古びたという感じは無かったです。巻末に収録されている対談で、著者の一人・金子隆一と宇宙エレベーター協会会長の大野修一が、ネーミングについて「宇宙エレベーター」と「軌道エレベーター」の2つがある事について語っており、<一般にわかりやすいのは、「宇宙エレベーター」かとも思います。ですが、「軌道エレベーター」のほうがプロっぽい感じもしますね>とあり(続く

  • ぜんこう さん

    アーサー・C・クラークの「楽園の泉」で有名(?)になった軌道エレベーターを科学的に実現性も含めて解説した本。正直、理解できない部分も多いけど、将来(どれだけ先なんだ?)建造されて、きっと宇宙船などの発射にも使用されることでしょう。建造するために小惑星をつかまえるとか、すごいこともしないといけないみたいですが・・・SFを実現させるための、ちょっとわくわくする本でした。

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