石原愼太郎の思想と行為 6 文士の肖像

石原慎太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784819111836
ISBN 10 : 4819111833
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
505p;22

内容詳細

真の肉体を渇仰した三島由紀夫が陥った分裂と矛盾とは―。その死を咎めるのは、氏が憂い愛したこの国の本質的危機の時代にそれを予感しながら「不在」となったことだ。鎮魂の書『三島由紀夫の日蝕』のほか丹羽文雄、高見順、小林秀雄、江藤/淳、大江健三郎、川端康成ら様々な接点を持った文士たちとの対話や論争、追悼文に加え石原氏の若き日の肖像につながる文芸批評とエッセイ「発射塔」を収録。

目次 : 三島由紀夫の日蝕/ 文明批判の強靱な鑿―三島由紀夫氏の文体/ 三島語の叛乱―「美徳のよろめき」論/ 「反俗」への走向―三島由紀夫著「剣」について/ 観念的「青春」・三島由紀夫論/ 作家の経営―高見氏の「文学修業の今昔」にこたえて/ 丹羽文雄論―人間の行為様式の透視者/ 文学への素朴な疑問/ 現代小説のヒーローを求めて―江藤淳との対談/ 俗物性との闘い―亀井勝一郎との論争〔ほか〕

【著者紹介】
石原愼太郎 : 作家、政治家。昭和7年神戸市生まれ。一橋大学在学中に『太陽の季節』で芥川賞を受賞。著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)『生還』(平林たい子賞受賞)など多数。国会議員として25年務め、環境庁長官、運輸大臣を歴任。平成11年に東京都知事に就任し、四選をはたす。平成24年、都知事を辞し、日本維新の会代表として衆議院議員選挙に臨み、17年ぶりに国政に復帰した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
新品入手困難だった名著『三島由紀夫の日蝕...

投稿日:2014/01/18 (土)

新品入手困難だった名著『三島由紀夫の日蝕』を収録した点に価値がある。著者自身は「単なる三島さんとの思い出話だ」と嘯くがこれほど冷淡なまでに鋭く三島氏の核心を抉った文章は稀。 若き日の文芸コラムや対談には著者の奔放なエネルギーが横溢。その姿勢は現在に至るまで不変。

monty さん | 神奈川県 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

石原慎太郎

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」で第一回文學界新人賞を、翌年芥川賞を受賞。ミリオンセラーとなった『弟』や2016年の年間ベストセラー総合第一位に輝いた『天才』など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品