21世紀のリベラルアーツ

石井洋二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801005419
ISBN 10 : 4801005411
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
追加情報
:
246p;19

内容詳細

複雑化する社会に対応するためのベースとなる“考え・学び・対話する”ことの必要性を改めて問い直し、現代のリベラルアーツ教育が向かう先を大学教育の現場から模索する。各論者による提言に加え、シンポジウムと対談を通して考える、すべての教育者に向けた実践書。

目次 : 創造的リベラルアーツに向けて/ 専門家のためのリベラルアーツ―教育実践の現場から/ 問いを発する存在―リベラルアーツと哲学の始まり/ 歴史の目からみた二一世紀のリベラルアーツ―対話と倫理的思考/ シンポジウム・二一世紀のリベラルアーツ/ 対談・リベラルアーツと「総合知」

【著者紹介】
石井洋二郎 : 1951年生まれ。現在、中部大学教授・東京大学名誉教授。専攻、フランス文学・思想。主な著書に、『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、2009年、芸術選奨文部科学大臣賞)、主な訳書に、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店、1991年、渋沢・クローデル賞)、『ロートレアモン全集』(筑摩書房、2001年、日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    あきらかに、知の劣化が進んでいるのではないかと考えている。細部だけにフォーカスすると、進んでいるのだとは思うが、お互いをつなぐ知・意思が弱体化しつつある。短期的志向であり、ハウツー的であり、深みがない。それは、違う世界・分野を異物として扱い、広がりに欠ける。それを補うには、体験と思考の積み重ね、異なる分野を通しての相対化なのだと思う。リベラルアーツを通した、問いの発問と対話に立ち返ることから始めよう。

  • ほし さん

    リベラルアーツ…一般教養教育について、その価値を改めて考察し、これからの時代に必要なものとして位置付ける内容の一冊。國分功一郎さんの語る、哲学の始まりには驚きがあり、それによって言葉を喪失する経験があり、それを経て問いを発する存在へと自らを確立するとする、学問の起源の話が印象的でした。隠岐さや香さんの語る、よくわからない、と思いながらも対話の場にとどまる経験の大切さもとても共感しました。驚きの経験から学びの姿勢を持ち、そこから他者へと出会ってゆく、そんな態度を自分も忘れずにいたいと思います。

  • クロメバル さん

    生きていくのに必要なものだと思う。國分功一郎氏の「問いを発する存在へと自らを確立するというのは、誰もが自分なりの仕方で経験できることである」に力をもらった。また、学びを続けよう。

  • なーちゃま さん

    帰りの電車で1~2時間程度で読めてしまった。「リベラルアーツ」「教養」「教養教育」のような本は山ほど読んできたので、自分の知識が順調についてきた証だろう。 読んでいて大きな学びになったのは2つ。@古代ギリシアに遡られるリベラルアーツを生んだスコレーは、多大な負担を強いる政治参加から解放された時間に営まれたものだった、A後期教養教育という、一度専門を持ってから教養を学ぶという発想の良さ。1年で一般教養、2年で社会学専攻に進み、3~4年で院進のためにリベラルアーツしたのは自分的にすごく良かったなと思う。

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石井洋二郎

中部大学特任教授・東京大学名誉教授(フランス文学・思想)。著書に、『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、2009年、芸術選奨文部科学大臣賞)などがある

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