ブルデュー「ディスタンクシオン」講義

石井洋二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865782905
ISBN 10 : 4865782907
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
追加情報
:
298p;19

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ラウリスタ〜 さん

    100分で名著の、岸版入門と比べると、こちらはディスタンクシオンの各章についてまとめていく読書会レジュメ的入門書。また岸氏が社会学者(ブルデュー専門家ではないらしい)なのに対して、石井氏はフランス文学が専門。なので、見た目に反して?石井氏は、これは社会学素人による非学術書だという。とはいえ、ディ翻訳者による概説本なので、ほとんどの人にとってはもうこれで十分じゃないかなと思える。ブルデューはほとんどの人にとって、研究するものではなく、使うものなので。文章はですます調で極めて読みやすい。

  • ケー さん

    本編を読む前の外観を掴むには最適な本。本を読むことが当たり前の教養、美術館に行くのは当たり前と思っている方こそ読んでほしい!

  • キンダニ さん

    明解な解説だった。以下の引用箇所は心に刺さった。「今でもなお、いろいろな社会問題に関心はありながらも、それを的確な言葉にするだけの知識も能力もないために『無能性の沈黙』に甘んじざるをえず、自分の言いたいことを誰かが代わりに言ってくれることを望んでいる人、そして『権威ある意見、影響力のある意見』の中に自分の思いが映し出されているのを見て(あるいは映し出されていると信じて)ささやかな満足を覚えている人は少なくないのではないでしょうか」(218頁)。「発言権の委託」をしないために、さらに勉強しよう。

  • syuu0822 さん

    自分で選んだと思っていた趣味が、実はそうではなかったとしたら…。ディスタンクシオンに書かれていることは現代日本にも当てはまるのではないでしょうか?実際自分も立ち振る舞いから人を見定めてしまうことはあります。(自分自身がどう思われているかはさておき) このような格差は無くなることはないかもしれませんが、この格差によって自分に自信を無くしたり、絶望までしてしまうと問題かと思います。月並みかもしれませんが、そういった溝を埋める努力は社会全体で絶えず続けていく必要があるかと思いました。

  •  本の紙魚 さん

    『ディスタンクシオン』を読むのをサボってこちらを。先日読んだ本での内容とかぶるところも多いのでスイスイと読めた。実際趣味や志向が階級を分けていることを日常で実感することもあり、そして「高尚な趣味を持っている自分」が好きな人達の存在も確かで。最近の若者のミニマリズムとワークマンの流行は必要趣味なのかも。読みかけのカントとプルーストを読んどくべきだったと引用が出てくるたびに思う。「もはや弱者になることは叶わないにしても怒りによって弱者とともに」あろうとしたブルデューを見習いたいが自分の器が小さすぎて無理かな。

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石井洋二郎

中部大学特任教授・東京大学名誉教授(フランス文学・思想)。著書に、『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、2009年、芸術選奨文部科学大臣賞)などがある

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