鸚鵡楼の惨劇 小学館文庫

真梨幸子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094061611
ISBN 10 : 4094061614
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
421p;15

内容詳細

一九六二年、西新宿。十二社の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」で惨殺事件が発生する。しかし、その記録は闇に葬られた。時は流れて、バブル全盛の一九九一年。鸚鵡楼の跡地に建った高級マンションでセレブライフを送る人気エッセイストの蜂塚沙保里は、強い恐怖にとらわれていた。「私は将来、息子に殺される」―それは、沙保里の人生唯一の汚点とも言える男の呪縛だった。二〇一三年まで半世にわたり、因縁の地で繰り返し起きる忌まわしき事件。その全貌が明らかになる時、驚愕と戦慄に襲われる!!

【著者紹介】
真梨幸子 : 1964年宮崎県生まれ。2005年、『孤虫症』で第三十二回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • アッシュ姉 さん

    真梨さん劇場を堪能。鸚鵡楼と呼ばれる場所で繰り返される惨劇。混乱混沌は控えめで読みやすく、すべて繋がったときの驚きが楽しいけれど、きわどい場面もあるので読み手を選ぶかも。「心が乾いたときは、真梨さんの小説を読みましょう」という黒木瞳さんの解説がよかった。

  • りゅう☆ さん

    1962年、鸚鵡楼で殺人事件が。時は1991年、鸚鵡楼の跡地の高級マンションに暮らす沙保里はまだ5歳の息子に怯えていた。夫との子なのに元恋人航一の面影があったから。彼は4人の児童性的虐待の罪を犯した犯罪者。その航一が釈放され…。少女売春、バブル期のセレブ達、イヤな気持ちにさせる沙保里のエッセイ、動物虐待、男漁りする男娼etc。眉間に皺が寄りっぱなし。殺人事件の真相に辿り着くミスリードに驚かされ、夢中になって伏線を探すことの繰り返し。「アンタノ オナマエ ナンテェーノ」鸚鵡の言葉になるほど。一気読みでした。

  • えりこんぐ さん

    一冊前が感動の嵐だったので、180度違う世界に浸ろうと真梨さんをチョイス📕 「鸚鵡楼」から始まった惨劇が、時代を経ながら死人が増える。今回も狂気と死体の山だけど、比較的シンプルでメモらずとも人物が理解できた。どんでん返しもなるほどねっとスッキリ。 駿と依子がいちばん哀れに思える..。【積読8】

  • NADIA さん

    1962年、まだ開発前の西新宿から物語は始まる。2013年に真相が明らかにされるこの物語は、裏表紙の紹介文によると「"イヤミスの女王"史上最も危険なサスペンス」とあるが、あんまり賛同できない。ミスリードは効いていたけど、真相と結末があまりにも唐突過ぎる感じ。ヒロインのエッセイリストが自分の周囲をネタに書いたエッセイ(ほぼ悪口)は世間で評判になるような代物ではないと思う。それでもバブル期の浮ついた世相が感じられる部分はとても面白かった。思わず手に取ってしまうタイトルが秀逸。

  • JKD さん

    読み終わってから伏線に気づく悔しさ。イヤミス度はそれほど高くないけど、所々に散りばめられている嫌悪感はさすがです。登場人物がたくさん出てくるので、どんどん複雑になってきますが、最後にさくっとまとまる納得の爽快感はほんとクセになります。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

真梨幸子

1964年宮崎県生まれ。2005年『孤虫症』で第32回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品