雨に泣いてる

真山仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344027039
ISBN 10 : 4344027035
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
295p;20

内容詳細

最大の挑戦作にして、かつてないほどの最高傑作。
こんな真山仁、誰も読んだことがない。

2011年3月11日、宮城県沖を震源地にした東日本大震災が発災してしまう。
人間の営みが蹂躙された被災地に赴く一人の新聞記者。
想像を絶する被災地で言葉を失いながらも懸命に取材を続ける記者。
それは、ジャーナリスト魂の発露であると同時に、阪神・淡路大震災で取り返しのつかない失敗を犯してしまった彼の魂を再生させるためでもあった。
そして、その哀しみの大地で彼が探り当ててしまったのは……そこにある悲劇だけではなかった。

「あなたなら、その時、なにができるだろう?」

現代の罪と罰を苛烈に問う、
心を撃ち抜く衝撃の社会派エンターテインメント誕生!

【著者紹介】
真山仁 : 1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ『ハゲタカ』でデビュー。07年に『ハゲタカ』『ハゲタカ2(『バイアウト』改題)』を原作とするNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が放映され、大きな反響を呼ぶ。同ドラマは国内外で多数の賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Yunemo さん

    すみません。何だか欲求不満のまま読了というのが本音。細部に亘る3.11以後の現地状況、著者の取材力で、この分野においての作品が身に沁みてきたのですが。何故なんでしょう、思惑と作品の間の乖離があり過ぎた?生み出すタイミングがあまりに急ぎ過ぎた?前半部と後半部とが別々の作品のような気がしてなりません。状況のディテールの描き出し方に心打たれ、でも登場人物の心情が染み渡って来ない苛立たしさ、いつもの著者作品じゃない、こんな感情がくすぶったまま最後まで!自身の想い入れが強すぎますかね?

  • それいゆ さん

    震災のノンフィクションを読んでいるかのような感覚でした。読むのが辛くて、じっくりと一字一句噛みしめながら読もうという気にはなれませんでした。事件や事故の取材で、家族の心情など無視してカメラやマイクを向ける無神経な記者にいつも腹が立っています。この作品の中にも、そのへんの葛藤場面がでてきますが、そんなのは報道の使命ではないと思います。震災の取材中に、過去の殺人事件の真相が明らかになるという設定ですが、なぜ震災を舞台にするのか?腑に落ちない気がします。

  • starbro さん

    東日本大震災に関しては、数多の作家が何等かの形で文章にしていますが、真山仁は震災を真正面から捉え、上手くフィクションとして消化しています。各章の冒頭の新聞記事の創作も良い味で仕上がっています。震災発生後から数日間の話なのでボリューム的にもちょうど良く、一気読みでした。震災のお涙頂戴物ではありませんが、タイトル同様泣かされてしまいました。最近涙腺が脆いかな?

  • モルク さん

    東北の大震災の取材に訪れた新聞記者大嶽。震災現場の過酷さ、辛辣さとともに心情に流されずその真実、ありのままを伝えるという大嶽の姿に記者魂を感じる。そして津波の犠牲者で人徳者の住職と過去の殺人事件が結び付いていく。女性記者の正義をふりかざして突っ走っていく姿には共感できないというより不快であった。無理にミステリーは要らなかったかな。報道の問題、特に被災地とか被害者とその家族に対することに関する問題提起だけでも充分読みごたえあるものとなっていたと思う。

  • ゆみねこ さん

    阪神淡路の震災を経験した新聞記者大嶽は、東日本大震災直後に三陸市に派遣される。後輩の女性記者松本を救い、犠牲になったとある寺の住職心赦の正体を巡るミステリーであり、主人公大嶽の新聞記者としての矜持を描いた1作。読み応えあり。ただ、ラストはあっけなくモヤモヤも。。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

真山仁

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品