終幕のゆくえ 双葉文庫

眉村卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784575519563
ISBN 10 : 4575519561
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
追加情報
:
321p;15

内容詳細

六七歳の柴田一郎は、独り暮らしの無聊を慰めるべく、自分史を書きはじめる(「自分史」)。病院帰りに立ち寄ったビルの名店街で渡された腕時計のようなものは、自分がどのくらい嫌われているかわかるというアイテムだった(「嫌われ度メーター」)など、人生の黄昏時を迎えた者たちに訪れる奇妙であやしい出来事。全編書き下ろしで贈る、珠玉の二十の物語。

【著者紹介】
眉村卓 : 1934年大阪生まれ。大阪大学経済学部卒。サラリーマン生活のかたわら、60年、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年「SFマガジン」第一回SFコンテストで「下級アイデアマン」が佳作入選。63年、処女長編『燃える傾斜』を刊行した後、コピーライターを経て65年より専業作家となる。植民惑星を舞台にし71年から執筆を開始した司政官シリーズの長編『消滅の光輪』が、79年に第七回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    多分、初眉村作品。この年齢だから読めたのかもしれない。短編集。タイトルが良いがタイトル作は無い。そうなのだ人生の終幕に向かっている短編20作。 『スガララ・スガラシ』『自分史』『嫌われ度メーター』が好みだった。こんな1冊があってもいい。

  • たぬ さん

    ☆3.5 20編収録。高齢男性の日常ミーツSF。これの1年後に刊行されたやはりショートショート集の『夕焼けのかなた』とほぼ同じ触感でした。はたから見ればただのあたおかじじいでしかない「浅吉」とこんなん野良鳥や野良猫にしか使う気起きないだろな「嫌われ度メーター」が良かった。しかしここに出てくるじいさんたちは皆見事なまでに落ち着いているし紳士だなあ。作者の人柄が反映されてるのかな。

  • Yu。 さん

    まさに“終幕”を迎えようという年齢に差し掛かった者達の立場に焦点を当てた20篇の奇妙な物語。。先日の訃報と本作が出た当時(三年前)の著者の年齢に対するリアルな気持ちを知れる“あとがき”とを重ねてみると、なんともな想いに駆られますが、未練や後悔のようなものを決して吐くような人ではない達観者の姿に、素直に“お疲れ様でした‥”と言いたい。。お気に入りは『羨望の町』『長い待機』。

  • ぜんこう さん

    またしても(?)70歳超えの男性が主人公のいろんな物語。 あと10年くらいして再読したら同じ年代になるんで、もっと楽しめるか身に染みるかするかもなぁ(^^;) 一番面白かったのは「長い待機」・・・特殊能力がありその時が来たらヒーローになると告げられたのに、一生の間にその時は来なかった・・・あ〜あ(笑)

  • ちょん さん

    老人SF。こんなジャンルあるのか、ってくらい老人SF。「予約」が面白かった、こういう詐欺あるんじゃなかろうか(´-` )

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人物・団体紹介

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眉村卓

1934年大阪府生まれ。会社員時代にSF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに「下級アイデアマン」が佳作入選しデビュー。63年に処女長篇『燃える傾斜』を刊行。『消滅の光輪』で79年に第7回泉鏡花賞と第10回星雲賞を、96年に『引き潮のとき』で第27回星雲賞を受賞。日本

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